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翌日、フェロー達は午後出勤にシフト変更し、
午前中に、橘先生と西条先生は午後に藍沢の元へ足を運んでいた。


昨夜から続く雨のせいで、ヘリは全く飛べる様子はなく、白車の受け入れのみだった。






患者の処置も一息つき、デスクワークをしようと
デスクに座るも、
事の重大さに、ほとんどのスタッフは
ボーッと自身のデスクに座るだけで、誰一人として言葉を発さなかった。



そんな静かな時間だけが過ぎる医局に響くのは、
時計の秒針の音と、横峯のすすり泣く小さな音のみ。



口が悪くて、冷たくて、けれども心は温かい。
腕の良い藍沢は、恐れられたつつも、誰よりも尊敬されていた。


何より、横峯は自身の指導医が藍沢であったことも
あって、仕事も手につけないまま泣いていた。



名取「…………いつまで、泣いてんだよ」

静かな声で、けれども震えた声で横峯に問う名取。




横峯「……だって、まだ沢山教えてもらいたいこと、あったのに…………。昨日だって、難しい症例の話を聞こうと思って、今日教えてもらうことになってたの……。」

横峯「……わたし、藍沢先生に憧れて、フェロー卒業したら脳外科に行こうって、思ってるの。
それで、いつか、一緒にオペ出来るようになるまでになろうって…………、そう、思ってたの……」


なのに、という横峯のその言葉はそれ以上続かなかった。



名取「……そんなこと言ったって、今の状況は変わらない。……ただ、時が過ぎてくだけだ」


小さく呟くように言った名取の頬にも、涙の跡が残っていて。



名取「……少し、席外します。」


そう言って、早足で医局を出ていった名取。




緋山「……なーんかさ、あいつが居ないだけで、
こんなにも変わるの、変な感じだわ笑」

目を真っ赤にしながらそう、少し笑っていう緋山。


白石「…………そうだね、…っ」



外は雨、他科は忙しそうに走り回っていて。

救命の医局だけが、時が止まったかのようだった。





しかしそれでも、患者は待ってはくれない。


新たに来た白車の受け入れに、白石達は走り出す。





それでも泣き続ける横峯と、俯いて動かぬ灰谷に、
口出しをする者はいなかった。




***


バタバタバタと、静かな医局に似つかない音が響く。


ガタンツッ、という音ともに 医局のドアが開かれ、名取が息を切らして入ってきた。




「おい、どうしたんだよ?そんなに急いで」
そう問うと、名取は顔を上げて言った。


名取「分かったんです、犯人が」

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- ヒロアカの相澤先生とコードブルーの藍沢先生をコラボしてほしい (2021年2月10日 1時) (レス) id: 98e42ae13b (このIDを非表示/違反報告)
原 しおり - アナ雪と藍沢せんせーのやつ!! (2020年1月4日 18時) (レス) id: d467e69a73 (このIDを非表示/違反報告)
yuuftykk(プロフ) - ありささん» コメントありがとうございます!!!楽しんで頂けているのなら、光栄です!!テストなどで更新頻度が減ることもあると思いますが……。こんな作者ですが、これからもよろしくおねがいします、!! (2019年7月17日 23時) (レス) id: 84f0d9b71f (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - 毎回楽しく読ませてもらってます!!更新速度も早いのですごく楽しみです!これからも頑張ってください!応援してますっ!!! (2019年7月17日 23時) (レス) id: d90df726ae (このIDを非表示/違反報告)
yuuftykk(プロフ) - めいさん» そんなこと言って頂けてとても嬉しいです!!応援ありがとうございます!頑張ります、! (2019年7月17日 13時) (レス) id: 84f0d9b71f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:自鳴琴 | 作成日時:2019年4月4日 0時

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