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藤川side


病院につき、受付でその名を言うと誘導されて着いた場所は霊安室だった。



緋山「……嘘、でしょ?」

白石「…………っ、」

新海「………………、」



こちらです、と通された先には白い布を顔にかぶせられた遺体があった。



ゆっくり近づいて、その布に手を伸ばす。



_____これは夢で、ここで目が覚めてくれるんじゃないか、なんて思っていたりした。




思い切って、その白い布を退かした後に見えたのは








______血色を失い、真っ白な顔で……、




_____固く目を閉じた、藍沢だった。



目を逸らしたくなるような…、白い顔に浮かぶ痣が所々に見受けられる。





医師「……搬送されてきた時には、もう……、手遅れの状態でした…。処置はできる限りしましたが……」



そんな説明は頭を通り抜けていくばかり。


冴島「…………っ、」

緋山「………っ、……」


気を使ってくれたのか、医師とナースは部屋から出て言ってくれた。



みんなのすすり泣く声が聞こえる中、新海先生が隣にきた。



冷たくなって、脱力した藍沢の手を取って
両手で握りしめ、その手を自身の額に当てながらその場にしゃがみこむ。



新海「……なぁ、こんなとこで何やってんだよ…
お前の居場所は、ここじゃないだろ……目、開けろよ。」



いくら話しかけても、もちろん藍沢からの返答はない。


新海「…………これから先もずっと、俺はお前と
張り合っていくつもりだったんだ。……なのに、」




そこで言葉をとめ、ひたすら涙を流す新海先生を
目の端に捉えつつ自身も藍沢の頬に手を当てた。





……………どこか、様子がおかしかったのは気付いていたのに。




お前ならどうにかなるって、心のどこかで思ってたんだ。


1人で抱え込んで、1人で悩んで……、

人を頼ることが未だに迷惑をかけることだと思ってて、人を頼らずに自分で何とかしようと1人で苦しむ事なんて、コイツの性格だって分かってたのに。




申し訳ない気持ちと、悲しい気持ちと、辛い気持ちと、後悔と。


いろんな感情が入り混ざって涙が溢れて止まらなかった。


たまらなくなって、藍沢の頭を抱えて涙を流す。







……いつもなら、こんなこと出来ない。



嫌な顔して、『気持ち悪い』とか『離れろ』って
冷たく返すんだろう。


それをすることすらせず、俺に全体重を預けてピクリともしない。

その事にまた、涙が溢れる。






__藍沢に触れているその感触が、これは夢ではないと物語っていた。

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- ヒロアカの相澤先生とコードブルーの藍沢先生をコラボしてほしい (2021年2月10日 1時) (レス) id: 98e42ae13b (このIDを非表示/違反報告)
原 しおり - アナ雪と藍沢せんせーのやつ!! (2020年1月4日 18時) (レス) id: d467e69a73 (このIDを非表示/違反報告)
yuuftykk(プロフ) - ありささん» コメントありがとうございます!!!楽しんで頂けているのなら、光栄です!!テストなどで更新頻度が減ることもあると思いますが……。こんな作者ですが、これからもよろしくおねがいします、!! (2019年7月17日 23時) (レス) id: 84f0d9b71f (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - 毎回楽しく読ませてもらってます!!更新速度も早いのですごく楽しみです!これからも頑張ってください!応援してますっ!!! (2019年7月17日 23時) (レス) id: d90df726ae (このIDを非表示/違反報告)
yuuftykk(プロフ) - めいさん» そんなこと言って頂けてとても嬉しいです!!応援ありがとうございます!頑張ります、! (2019年7月17日 13時) (レス) id: 84f0d9b71f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:自鳴琴 | 作成日時:2019年4月4日 0時

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