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白石side
男っぽいところがあって、サバサバしてて。
そんな緋山先生は、仲間想い。
家でも、
「ねぇ、白石。藍沢どうにか出来ないの?」
なんて言葉をよく聞いた。
そんな所があるのに、素直じゃない。
こういう所は、藍沢先生に似ているかもしれない。
藤川「ま、これで理由もわかったことだし、良かったよ、」
「そうね…。……あとは怪我が治ったら3日くらいの自宅療養して、復帰してもいいから」
そう言えば、冴島さんが口を開いた。
冴島「藍沢先生、その暴力してきた人の名前、全員教えてください」
藤川「え、は…冴島が聞いて、どうするんだ?」
そう聞いた藤川先生に、万円の笑みで……、
けれども誰も逆らえない、あの笑みで、言った。
冴島「ナースには藍沢先生のファンもいますし。……トロントへ行くくらいの先生ですから、上も藍沢先生の腕は認めてます。…………その人たちを飛ばすくらい、簡単ですよ、?」
藤川「……あ、あぁー、藍沢モテモテだもんなぁ、!」
静かになった空気を変えようと、そう明るく言った藤川先生。
藍沢「……そんなこと、お前がしなくても、」
冴島「でも、その人達を飛ばさない限り、藍沢先生への暴行は止まらないと思いますが。」
藍沢「……それでも、冴島にそこまでして貰う訳にはいかない」
冴島「もうバレてるんですし。それに、今の藍沢先生の身体じゃ動けませんから。」
拒む藍沢に対し、一向に引かない冴島。
最終的には藍沢が折れ、その名前を言った。
冴島はそれをメモし、じゃあ伝えておきますね、
とにっこり笑って言った。
緋山「……でも、それだけで信じてもらえるの、?相手は社長の息子でしょ?」
冴島「……大丈夫です。これがありますから」
そう言って、小さな機械を取り出し、ポチリとボタンを押した。
そこから流れてきたのは、藍沢に暴行を与えていたとされる奴らの会話内容。
藤川「な、なんでそんなもの……」
冴島「だから、言ってるじゃないですか。ナースは情報が回ってくるのが早いんです。」
藤川「……あ、あぁーー、そっか、!」
引きながらも明るく言う藤川先生は、本当にすごいと思う。
やっぱり、冴島さんには逆らえない…………
そう、改めて思った瞬間だった。
***
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yuuftykk(プロフ) - さくらもちぱんさん» ありがとうごさいます!!楽しみにしてくれているなんて、とても嬉しいです!!頑張ります!! (2019年4月4日 14時) (レス) id: a80528a29b (このIDを非表示/違反報告)
さくらもちぱん - 藍沢先生がかいた手紙とかほんとうに感動しました!毎回楽しみにしています。これからもがんばってください! (2019年4月4日 14時) (レス) id: cdc2a4987c (このIDを非表示/違反報告)
yuuftykk(プロフ) - 愛子さん» ありがとうございます!!リクエストにお答え出来ていて良かったです!こんな作者ですが、これからもよろしくお願い致します! (2019年4月4日 9時) (レス) id: a80528a29b (このIDを非表示/違反報告)
愛子(プロフ) - リクエストした話読みました。個人的には、これまでの話の中で一番です。これからもリクエストさせていただきます。 (2019年4月4日 2時) (レス) id: 0fe946f898 (このIDを非表示/違反報告)
yuuftykk(プロフ) - 実桃さん» そんなことを言って頂けて、とても嬉しいです!!毎回読んでくださってありがとうごさいます!頑張ります、!! (2019年4月4日 0時) (レス) id: a80528a29b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:自鳴琴 | 作成日時:2019年2月18日 21時