検索窓
今日:4 hit、昨日:120 hit、合計:177,572 hit

18 ページ44

白石side



男っぽいところがあって、サバサバしてて。


そんな緋山先生は、仲間想い。



家でも、

「ねぇ、白石。藍沢どうにか出来ないの?」

なんて言葉をよく聞いた。






そんな所があるのに、素直じゃない。




こういう所は、藍沢先生に似ているかもしれない。





藤川「ま、これで理由もわかったことだし、良かったよ、」



「そうね…。……あとは怪我が治ったら3日くらいの自宅療養して、復帰してもいいから」



そう言えば、冴島さんが口を開いた。



冴島「藍沢先生、その暴力してきた人の名前、全員教えてください」


藤川「え、は…冴島が聞いて、どうするんだ?」


そう聞いた藤川先生に、万円の笑みで……、


けれども誰も逆らえない、あの笑みで、言った。



冴島「ナースには藍沢先生のファンもいますし。……トロントへ行くくらいの先生ですから、上も藍沢先生の腕は認めてます。…………その人たちを飛ばすくらい、簡単ですよ、?」



藤川「……あ、あぁー、藍沢モテモテだもんなぁ、!」


静かになった空気を変えようと、そう明るく言った藤川先生。

藍沢「……そんなこと、お前がしなくても、」



冴島「でも、その人達を飛ばさない限り、藍沢先生への暴行は止まらないと思いますが。」


藍沢「……それでも、冴島にそこまでして貰う訳にはいかない」

冴島「もうバレてるんですし。それに、今の藍沢先生の身体じゃ動けませんから。」



拒む藍沢に対し、一向に引かない冴島。



最終的には藍沢が折れ、その名前を言った。



冴島はそれをメモし、じゃあ伝えておきますね、

とにっこり笑って言った。





緋山「……でも、それだけで信じてもらえるの、?相手は社長の息子でしょ?」


冴島「……大丈夫です。これがありますから」

そう言って、小さな機械を取り出し、ポチリとボタンを押した。


そこから流れてきたのは、藍沢に暴行を与えていたとされる奴らの会話内容。



藤川「な、なんでそんなもの……」


冴島「だから、言ってるじゃないですか。ナースは情報が回ってくるのが早いんです。」

藤川「……あ、あぁーー、そっか、!」




引きながらも明るく言う藤川先生は、本当にすごいと思う。








やっぱり、冴島さんには逆らえない…………







そう、改めて思った瞬間だった。




***

19→←17



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (69 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
227人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

yuuftykk(プロフ) - さくらもちぱんさん» ありがとうごさいます!!楽しみにしてくれているなんて、とても嬉しいです!!頑張ります!! (2019年4月4日 14時) (レス) id: a80528a29b (このIDを非表示/違反報告)
さくらもちぱん - 藍沢先生がかいた手紙とかほんとうに感動しました!毎回楽しみにしています。これからもがんばってください! (2019年4月4日 14時) (レス) id: cdc2a4987c (このIDを非表示/違反報告)
yuuftykk(プロフ) - 愛子さん» ありがとうございます!!リクエストにお答え出来ていて良かったです!こんな作者ですが、これからもよろしくお願い致します! (2019年4月4日 9時) (レス) id: a80528a29b (このIDを非表示/違反報告)
愛子(プロフ) - リクエストした話読みました。個人的には、これまでの話の中で一番です。これからもリクエストさせていただきます。 (2019年4月4日 2時) (レス) id: 0fe946f898 (このIDを非表示/違反報告)
yuuftykk(プロフ) - 実桃さん» そんなことを言って頂けて、とても嬉しいです!!毎回読んでくださってありがとうごさいます!頑張ります、!! (2019年4月4日 0時) (レス) id: a80528a29b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:自鳴琴 | 作成日時:2019年2月18日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。