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緋山「白石!あんたねぇ、優しすぎんのよ!」
白石「…だって、病人よ?」
緋山「そんなの関係ないわよ!あのねぇっ、見張ってなきゃ薬飲まなくて、痰吸入したくらいよ!?
昨日の夜は過呼吸になりかけたってね!そんなやつは、ちゃんと説教しなきゃ、また同じことするわよ!」
冴島「確かに。高熱でも動き回る人なんですから。」
白石「藍沢先生は、大丈夫よ、ちゃ…「あんた、バカ?」
白石「ば、バカって…」
緋山「とにかく、食事の時はこいつには手の空いてる奴とか監視に入らせるから。……そーゆー約束だったもんね、?あいざわせんせ?」
「……………。」
緋山「……ったく、せーっかく寝てたのに。名取に叩き起されたわ。」
白石「…え、寝てたの?緋山先生、資料ある、って…」
緋山「そんなもの、後でしっかりやるわよ。眠たい時に寝るの。…………じゃ、仕事戻るわ。」
白石「じゃあ、私も戻る。冴島さんも戻ろ。……また来るから。」
そう言って、3人とも出ていった。
3人がいなくなった部屋は嘘みたいに静まりかえっている。
……半分、緋山と白石の言い合いだったじゃないか。……まぁ、あいつららしいか。
それにしても、飯の時に監視が入るのは、また面倒なことになった。
こんなことだから、冴島はしょっちゅう来そうだな。
なんて、いつもは考えないようなことを考えながら、天井を見つめた。
****
数日後…
冴島「藍沢先生、お食事です。」
トレーには、少量の食事と……、薬。
冴島「トレーに置いておけば、飲み忘れることも無いかと。」
そう微笑む冴島。
そこに、ガラッ、と入ってきたのは……、藤川。
……やっぱりな、なんて思いつつ箸を運ぶ。
藤川「お、藍沢、飯の時間か。あぁー、俺も飯食いてぇ!」
なんて、いつものように大きな声で話す藤川。
冴島「……藤川先生、行きますよ。」
藤川「え、もう!?俺、まだ藍沢と喋っt…」
冴島「……仕事に戻ってください。」
冴島は、藤川が喋っているのなんてお構い無しに放り出した。
その間に俺は食事を終え、薬を飲む。
冴島「……ちゃんと飲まれたようで。…では、しっかり休んでおいてくださいね?」
「…………あぁ。」
それから1週間ほど監視をつけられ、しっかり薬を飲んだ。
それから一週間後……
橘「えー、今日から、藍沢が復帰する」
「……迷惑かけて済まなかった…。今日からまたよろしく頼む。」
緋山「…ったく、。」
藤川「また俺と張り合えるな!耕作ちゃん!」
白石「……おかえり。」
…END
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Mayo(プロフ) - コメントさせていただきますm(_ _)m 1学年の人数がほぼ同じだったのでびっくりしました笑 もしかしたら、、、同じ学校かもしれないですね笑 (11月1日 12時) (レス) @page5 id: cceacc8367 (このIDを非表示/違反報告)
nelpage(プロフ) - yuuftykkさん» 大丈夫です!再開したらまたリクエストさせていただけます! (2018年12月13日 23時) (レス) id: 7c3bc998f3 (このIDを非表示/違反報告)
yuuftykk(プロフ) - nelpageさん» コメントありがとうございます!あんな感じで大丈夫だったでしょうか……?またリクエスト再開した時にはリクエストして頂ければ嬉しいです! (2018年12月13日 22時) (レス) id: b775334b67 (このIDを非表示/違反報告)
nelpage(プロフ) - わー!!リクエスト書いて頂いてありがとうございます!!これからもリクエストして大丈夫ですか? (2018年12月13日 22時) (レス) id: 7c3bc998f3 (このIDを非表示/違反報告)
yuuftykk(プロフ) - バナナ7さん» リクエストありがとうございます!!そう言って頂けて嬉しいです!!明日でテストが終わるのでまた明日から更新していきます!!また今溜まっているリクエストがかけ次第書かせていただきます♪♪ (2018年12月10日 17時) (レス) id: b775334b67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:自鳴琴 | 作成日時:2018年11月19日 18時