藍沢先生…！

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藤川「名取から聞いた。またなんかされたんだって、？そんなの、気にすんな。お前が悪いことしてやられてるんじゃない。お前が気に病むことでもなんでもない。お前は、俺らを頼らなさすぎだ。…ちょっとは、…いや、辛いなら俺らを頼れ。思いっきり頼れ！…頼りないかもしんないけど、力になれることなら、何でもする。」


藍沢「…………」

藤川「だから、なんにも考えるな。俺らが進んでお前を泊めてるんだから。」

藍沢「……っ、」

＊＊＊

藍沢side

まただ。また、名取も嫌がらせ受けた。
……ホテルに行こうか……。
そうすれば、名取への嫌がらせはなくなる。


ホテル……の方がいいのか。

それとも翔北か、？最近仕事できてないし、病院ならデスクワークくらいなら出来る。

……でも病院ならまた他の奴らに火の粉が飛ぶかもしれない。


こっそり、と家を出ていこうとすると、立ちくらみと目眩がして、ﾌﾗﾘ､として咄嗟に壁に手をつくと、
少しして名取が来た。


これ以上いたら、次何をさらるか分からない。
名取を振り払って家を出ようとすれば、何故か藤川もいた。


藤川「……もっと頼れよ！……頼りないかもしんないけど、力になれることなら、何でもする。」


その言葉が、妙に心にしみて。


藤川が俺の点滴と、気分転換も兼ねて翔北行こう、と言って名取の車で3人で翔北へと向かった。






＊＊＊

点滴をされている最中、橘先生が来た。

橘「体調どうだ？…顔色まだ悪いけど、まだだいぶマシになったな。」

「……はい、最初よりはマシです。…もうすぐ仕事復帰出来そうなので、その時は今までの分こき使ってください。」

橘「ﾊﾊｯ､あぁ、そうだな。そうさせてもらうよ。…じゃあ、ちゃんと休めよ。」


そう言って出ていった。

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