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冴島side
あれから少しして、こっそりと藍沢先生の様子を見に行くと、ちゃんと休んでいて。
ほんの少しだけ、藍沢先生の寝顔が可愛いと思ってしまった。
……いつも一男の寝顔見てるからかな……、なんて思ったり。
藤川「藍沢どう？」
「ちゃんと休んでたわよ。藍沢先生、おかゆくらいなら食べれるかしら、？少しでも食べてもらわないと。……今日は鍋ね。」
藤川「おぉ、！はるかの手料理上手いからなぁ、楽しみだよ！」
「手料理って……。今日は手抜きなんだから。大袈裟よ。」
藤川「はるかの料理はいつでも何でも上手いから！」
「……そうやって言うなら少しでも手伝って。」
藤川「はいはーぃ」
そう言って机を拭き、お箸やらお茶碗やらを出していく。
……ここに藍沢先生が居るなんて、なんだか不思議な感覚…………。
…そうだ、藍沢先生はあぁ言っても無理する人だから、ちゃんと見とかないと。
……無理したら白車で翔北にでも搬送する、って脅しておこうか。
私と、緋山先生の説教付きで…。
なんて、いつも考えないことを考えながらご飯を作っていると、体が覚えていたのか気付けば料理が出来ていて。
「藍沢先生の様子見てきてくれない、？起きてたらご飯食べれるなら食べてもらうし…。」
藤川「おぅ！分かった！」
そう言ってにこやかにリビングを出ていった。
＊＊＊＊
藤川side
寝ているかもしれないし、とそっと部屋に入ってみると、藍沢が何だか魘されていて。
「藍沢！藍沢！！」
何度か呼びかけると、藍沢はゆっくりと目を開けた。
藍沢「…ふじ…かわ……」
「どうしたんだ、？魘されてたぞ、？」
藍沢「…夢……を、見た……」
「何の夢だ、？…言いたくないなら言わなくていいけど……」
藍沢「母さん…と、ばあちゃん…が…、出てきた……それで……、母さんが、落ちる夢を…見て…ｯ、遺書の、こと……思い出した……」
「遺書……？お前の母親の、か？」
そんなの、聞いたことない。
俺が聞くと、藍沢はハッ、として。
……今まで、隠されてきた、ってことか。
藍沢「母さん…が、死んだのは、俺のせいだ。……俺…が、ﾊｧｯ､生まれて…来たから……ｯｯ、ばあちゃん…が、死んだのも…、俺がもっとちゃんと見てたら……ﾊｧｯ、それに、ばあちゃんにも、めいわく…かけて……ｯｯﾊｧｯ､」
「藍沢、落ち着け。」
そう言って背中をこするも、藍沢の呼吸は酷くなるばかりで、俺ははるかを呼んだ。
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yuuftykk(プロフ) - バナナ７さん» ありがとうございます！！リクエストにお応え出来ていたのなら良かったです…！！これからも頑張ります！！ (2019年1月10日 19時) (
レス) id: b775334b67 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ７(プロフ) - リクエストにお答えいただきありがとうございます！冗談抜きに想像していたどうりだったので嬉しかったです！これからも頑張ってください！ (2019年1月8日 19時) (レス) id: 0e39ffe2b2 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 今の話を頑張ってください！無理はしないでください。応援してます！ (2018年11月18日 21時) (レス) id: f876d72237 (このIDを非表示/違反報告)
yuuftykk(プロフ) - 琥珀さん» コメント＆リクエストありがとうございます！！今書いてるのが思った以上に長引かせてしまったので早く終わらせて琥珀さんのリクエストも書けるように頑張ります！！ (2018年11月18日 21時) (レス) id: c79561431b (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 診察とか治療は病院嫌いなので嫌がって欲しいです。それで無理やりされて欲しいです！ (2018年11月18日 18時) (レス) id: f876d72237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：自鳴琴 | 作成日時：2018年9月21日 20時
