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藍沢side


目を開けると、部屋のなかが暗くて、昼か夜かも分からない。

少し手を伸ばしてケータイのじかんをかくにんしてみれば、まだ正午を1、2時間過ぎた頃で。


起きようか、まだ寝転がっていようかと迷っていた時、ケータイが鳴った。



こんな時に電話か、とディスプレイを見ると、

表示は非通知。



知っている人でも困るし、と一応電話に出てみる。

「…もしもし……」

?「お前、警察呼びやがったか。」

「…!?」

?「…まぁ、他の奴らもいたしな。……今は家にいねぇみたいだけど。……居場所が分かってんのだけは忘れんな」 ブチッ



なんで……私用のケータイ番号まで知られてる。


おまけに向こうは居場所は分かってる、って……




俺の脳裏を、嫌な考えがよぎる。




もし、新海にまで危害が及んだら……?



明日世話になる藤川や冴島にまで危害が加わるかもしれない。


俺のせいで、みんなに危害が及んだら……?

そう考えると、怖かった。





「…ッッ、ハァハァハァッ…ゲホゲホッッッ、ゲホッゴホッゴホッ」



……やばい。 …………苦しい。


息が、上手く吸えない。


おまけに頭も痛いし、クラクラする。





もう、ダメかもしれない………………



そんな時だった。


ドアが勢いよく開いて、新海が駆け込んで来た。



新海「藍沢!?大丈夫か?…ゆっくり息吸え。」


そんな新海の声が聞こえた途端、安心したのか急に吐き気が襲ってきて、俺は近くにあったゴミ箱に駆け寄ってそのまま吐いた。



「…ゲホゲホッッ、ハァッ、ッッオエッ…ゲホゲホッッ」


新海「…藍沢、俺の真似して、呼吸して」


そう言って、背中をさすりながら呼吸を落ち着かせようとしてくれる。


新海「…大丈夫だから、落ち着け。」






それからしばらくして、呼吸が落ち着いてきた。



新海「どうしたんだ、?急に。」


「でん…わ、」


新海「電話、?……ちょっと話してくれて嬉しいけど、点滴持ってきてもらおう。脱水起こしそうだし、持ってきてもらった薬聞いてなさそうだしな。」


そう言ってすぐ電話をしてくれた。





**


ピンポーーーン


そんなチャイムの音と共に玄関から陽気な声が聞こえてくる。








そしてガチャリ、とドアが開いたかと思えば、藤川と冴島が見えた。

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yuuftykk(プロフ) - バナナ7さん» ありがとうございます!!リクエストにお応え出来ていたのなら良かったです…!!これからも頑張ります!! (2019年1月10日 19時) (レス) id: b775334b67 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ7(プロフ) - リクエストにお答えいただきありがとうございます!冗談抜きに想像していたどうりだったので嬉しかったです!これからも頑張ってください! (2019年1月8日 19時) (レス) id: 0e39ffe2b2 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 今の話を頑張ってください!無理はしないでください。応援してます! (2018年11月18日 21時) (レス) id: f876d72237 (このIDを非表示/違反報告)
yuuftykk(プロフ) - 琥珀さん» コメント&リクエストありがとうございます!!今書いてるのが思った以上に長引かせてしまったので早く終わらせて琥珀さんのリクエストも書けるように頑張ります!! (2018年11月18日 21時) (レス) id: c79561431b (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 診察とか治療は病院嫌いなので嫌がって欲しいです。それで無理やりされて欲しいです! (2018年11月18日 18時) (レス) id: f876d72237 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:自鳴琴 | 作成日時:2018年9月21日 20時

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