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新海side
藍沢がトイレを借りる、と言ってリビングを出ていってから10分。
普通のトイレにしては遅すぎる。
少し心配になって声をかけようとトイレへ向かった時だった。
トイレの中から、苦しそうな声が聞こえてきた。
「…藍沢！？大丈夫か、？」
とりあえず、鍵を開けるように言うといつもと違って素直に鍵を開けてくれた。
そこには、地面に力無く座り、吐いている藍沢の姿があった。
「おい！大丈夫か、？……やっぱり、無理してたんだろ」
藍沢「…っ、わる…い」
「…お前の家出る前からなんか様子変だったし。…いつから無理してたんだ、？それに、お前ろくに飯食ってないだろ。こんなに細くなかった」
藍沢「…1週間くらい前から……」
……はぁ、よく耐えられたな、ホント。
「飯は？ちゃんと食ってるのか？」
藍沢「…食べてる」
「何を？」
藍沢「…何食ってろうが勝手だろ……」
「…こんな状態になってまでもそんなこと言ってんのか？ったく、いい加減にしろよ」
藍沢が吐いていたのは、ほとんど胃液。
これだと何か口にしている様子はない。
しばらくして、藍沢は白飯と味噌汁位だと言った。
「…それでよく身体もってるな。」
でも、救命でも働く藍沢は体調には気を使う方だ。
……何らかの理由で食べれていない、というのが筋だろう。
「もう大丈夫か、？」
藍沢「…あぁ」
「じゃあ取り敢えず寝ろ。…睡眠しっかり取れ。」
そう言って藍沢をベッドまで連れていき、寝転ばせたあと、トイレを掃除した。
＊＊＊
しばらくして、藍沢が起きた。
「…ん、……」
「あ、起きたか。だいぶ顔色戻ったな。……飯食えそうか？」
藍沢「…少しなら……」
そう言うから、食える分だけ食えばいいから。
そう言って、藍沢が寝ている間に作っておいた雑炊をつける。
藍沢「…わるい……」
「…別にいいって。藍沢は悪くないんだし。」
そんな会話をしていたが、藍沢は雑炊を半分以上残した状態で手が止まったいた。
「…もういいのか？」
これくらいなら食べられるか、といつもより少なめに藍沢でも食べれそうな量を入れたつもりだったんだが。
藍沢「…あぁ、わるい。あまり……食欲がない」
「…そうか。まだちょっと食べただけマシだな。
ベッド行けそうか？」
藍沢「…いや、いい。ソファーでいいならソファーで休む。お前が寝れないだろ」
なんて言う藍沢。
……こんな時まで他人のこと心配しやがって。
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yuuftykk(プロフ) - バナナ７さん» ありがとうございます！！リクエストにお応え出来ていたのなら良かったです…！！これからも頑張ります！！ (2019年1月10日 19時) (
レス) id: b775334b67 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ７(プロフ) - リクエストにお答えいただきありがとうございます！冗談抜きに想像していたどうりだったので嬉しかったです！これからも頑張ってください！ (2019年1月8日 19時) (レス) id: 0e39ffe2b2 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 今の話を頑張ってください！無理はしないでください。応援してます！ (2018年11月18日 21時) (レス) id: f876d72237 (このIDを非表示/違反報告)
yuuftykk(プロフ) - 琥珀さん» コメント＆リクエストありがとうございます！！今書いてるのが思った以上に長引かせてしまったので早く終わらせて琥珀さんのリクエストも書けるように頑張ります！！ (2018年11月18日 21時) (レス) id: c79561431b (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 診察とか治療は病院嫌いなので嫌がって欲しいです。それで無理やりされて欲しいです！ (2018年11月18日 18時) (レス) id: f876d72237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：自鳴琴 | 作成日時：2018年9月21日 20時
