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名取side
藤川先生と新海先生が話しているのを見ながら、
ﾁﾗﾘ､と藍沢先生を見ていると、ドアを開けたまま固まっていた。
藍沢先生の方へ行き、声をかける。
｢どうしたんですか？｣
そう聞いても答えないので、ドアをもう少し自分の手で開ける。
と、そこには廊下からリビングへと繋がるドアが開き、そこから見えるのは、普段の藍沢先生からは考えられないほど荒れた部屋。
名取｢こ…れ、｣
と俺が動揺を隠せないでいると、新海先生が
どうしたのか、と聞きながらこっちへ来て、それにつられて藤川先生も来た。
新海｢っえ、これ……｣
藤川｢ひどいな｣
藍沢｢…………。｣
藍沢先生の方を見ると、少し顔色が悪い気がする。
名取｢大丈夫……ですか？｣
｢っ、あぁ、気にするな。｣
そう言って家の中へ入っていった。
俺も藍沢先生に続いて入り、俺に続いて他の2人も入った。
藤川｢……最悪だな｣
改めてリビングを見て藤川先生が言う。
椅子は倒れているし、衣服も床に放り出され、鏡は割れているし、タンスも引き出しが開けられたままで、そこから服が出ている。
床には服の他にゴミや家具が散らかっていた。
新海｢……家まで知られてるなんて、厄介ですね……。｣
そう言って新海先生は、
少し何かを考えてから口を開いた。
新海｢今日、俺の家泊まれよ。こんなんじゃ寝れないだろうし…、家知られてるなら何起こるかわかんないだろ。｣
｢……いい……。お前にまで危害が及んだらどうする…｢そんなことどうでもいいんだよ！｣
新海先生が藍沢先生の言葉を遮って大声で言う。
新海｢1人より2人でいる方がいい。それに、俺にまで危害加えるんなら、そいつの正体突き止めて、院長にでも言ってやる。…とにかく、お前は俺らのことより自分のこと考えてろ！｣
そう言う新海先生の目は真剣で、少し目が潤っている気もした。
藍沢｢………。｣
新海｢迷惑だなんて、思ってない。｣
藤川｢そうだよ。俺も、迷惑だなんて思ったことない。……ちょっとは頼れよ。｣
藍沢｢……じゃあ、お願いしてもいいか、？｣
新海｢……あぁ、もちろんだよ。…いる物持っていこう。できるだけこっちに帰ってこなくていいように｣
藍沢｢……分かった……｣
藤川｢それでも続くようなら俺の家にも来いよ。はるかには伝えておくから。｣
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yuuftykk(プロフ) - バナナ７さん» ありがとうございます！！リクエストにお応え出来ていたのなら良かったです…！！これからも頑張ります！！ (2019年1月10日 19時) (
レス) id: b775334b67 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ７(プロフ) - リクエストにお答えいただきありがとうございます！冗談抜きに想像していたどうりだったので嬉しかったです！これからも頑張ってください！ (2019年1月8日 19時) (レス) id: 0e39ffe2b2 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 今の話を頑張ってください！無理はしないでください。応援してます！ (2018年11月18日 21時) (レス) id: f876d72237 (このIDを非表示/違反報告)
yuuftykk(プロフ) - 琥珀さん» コメント＆リクエストありがとうございます！！今書いてるのが思った以上に長引かせてしまったので早く終わらせて琥珀さんのリクエストも書けるように頑張ります！！ (2018年11月18日 21時) (レス) id: c79561431b (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 診察とか治療は病院嫌いなので嫌がって欲しいです。それで無理やりされて欲しいです！ (2018年11月18日 18時) (レス) id: f876d72237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：自鳴琴 | 作成日時：2018年9月21日 20時
