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藍沢「…誰かわからないが……、最近無言電話や迷惑メールが来る。…電話のせいで最近寝れてない。」
と最近あったことを話した。
白石「……え、…それって……」
冴島「嫌がらせ……ですかね。」
緋山「……いつからよ」
「……2週間前くらいから……」
緋山「……はぁ!?なんでもっと早く言わないのよ!」
「……お前らに迷惑かけると思ったからだ」
緋山「……じゃああの手紙、ラブレターなんかじゃなかったのね」
「…………。」
白石「…手紙??」
緋山「藍沢、前に手紙もらっててさぁ、あたしラブレターなんじゃないのー、って冷やかしてたけど、ラブレターなんかじゃなくて嫌がらせの手紙だった、ってこと」
白石「そうだったんだ……」
緋山「とりあえず今日は家に帰って。誰かついて行かせるから。」
ここまで来れば、もう逆らうことは出来ない。
「……分かった。」
緋山「一応新海先生にも言っとく。……あんたの事だから…?嫌がらせは他科のやつかも知んないけど、脳外ってこともあるでしょ。」
冴島「……ですね。じゃあ家には藤川先生と名取先生について行ってもらいましょう。良ければですけど新海先生も。」
ということで、夕方には俺の家に向かうことになった。
こういう時の緋山と冴島は誰にも止められない。
***
藤川「藍沢ー、準備できたか?」
「……あぁ」
そう言って名取と俺、そして新海が藤川の車に乗る。
新海「藤川先生、お願いします。」
藤川「おう!任せとけ!」
名取「お願いしまーす」
藤川「じゃあ行くか。……家教えてくれ」
そう言われ、ナビをセットする。
藤川「お前病院から車で15分のとこに住んでんの?…意外と遠いな笑」
「……別に帰ることが少ないから構わない。帰って寝るだけの家だ。」
藤川「ふーん…。じゃあ出発するぞーー」
脳外科はどうだ、救命はこうだと4人で話している間に、家に着いた。
藤川「帰るだけの家って言いながら結構いいマンションじゃねーかよ」
「……そうか?」
名取「……何階に住んでるんですか、藍沢先生。」
「……6階」
そう答えながらエレベーターに乗る。
家の前まで行くと、鍵を開けるために少し待っててもらった。
藤川「……にしても家まで結構いいとかどんだけカッコいいんだよーー耕作ちゃんはぁーーー」
新海「藍沢のこと、そんなふうに読んでるんですね笑」
藤川「フェローの時からな笑」
そんな会話を後ろに聞きながらドアを開けた。
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yuuftykk(プロフ) - バナナ7さん» ありがとうございます!!リクエストにお応え出来ていたのなら良かったです…!!これからも頑張ります!! (2019年1月10日 19時) (レス) id: b775334b67 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ7(プロフ) - リクエストにお答えいただきありがとうございます!冗談抜きに想像していたどうりだったので嬉しかったです!これからも頑張ってください! (2019年1月8日 19時) (レス) id: 0e39ffe2b2 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 今の話を頑張ってください!無理はしないでください。応援してます! (2018年11月18日 21時) (レス) id: f876d72237 (このIDを非表示/違反報告)
yuuftykk(プロフ) - 琥珀さん» コメント&リクエストありがとうございます!!今書いてるのが思った以上に長引かせてしまったので早く終わらせて琥珀さんのリクエストも書けるように頑張ります!! (2018年11月18日 21時) (レス) id: c79561431b (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 診察とか治療は病院嫌いなので嫌がって欲しいです。それで無理やりされて欲しいです! (2018年11月18日 18時) (レス) id: f876d72237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:自鳴琴 | 作成日時:2018年9月21日 20時