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藍沢side
目を覚ますと、白い天井が見えた。
?「…藍沢先生、わかります?」
その声がした方を見ると、名取だった。
起き上がろうとすると、名取が肩を押さえてベッドへと戻す。
名取「…まだ寝てて下さい。藍沢先生まる半日位は目覚ましませんでしたよ。」
「………」
再びベッドへと体重を戻し、息を吐く。
ガーーッッッ
と、緋山がものすごい形相でドアを開けて入ってきた。
緋山「ちょっとあんたねぇっ!オペの後に吐いて脱水起こしてフェローに運ばれてくるってなに!?それで、丸半日寝てて、?はぁーー、何日前から我慢してたのよ!?あんたの事だから?随分前から我慢してたんでしょうけど?」
と、俺に詰め寄りながら話す緋山。
後ろから、
白石「ちょっと緋山先生、気持ちはわかるけど、藍沢先生起きたばかりよ?もう少し控えめに……」
緋山「あのねぇ!こういう奴は、こうやって言わないとまた同じことやるわよ!今度は道でぶっ倒れでもして白車で運ばれてくるんじゃない?」
白石「ちょっと緋山先生!縁起でもないこと言わないで!」
緋山「事実でしょ!この前だって1回倒れたことあるでしょ!?あれは過労だったけど今回はなんか違う気がするのよねーー?」
と俺に目を向ける緋山。
「……別になんにもn…「何にも無いわけないですよねぇ、?藍沢先生?」
と顔は笑っていても目は笑っていない、
冷たくて、反抗を許さぬ笑顔で冴島に言われる。
「…………」
白石「藍沢先生…?何かあったのなら言って…?力になれるなら……力になりたいの。」
緋山「……ったく。世話のやける男だわ。」
名取「…………。」
口が悪い緋山も、心配してくれているのは
直ぐに分かった。
いつの間にか藤川も来ていて、
「ちょっとは頼れよ。……なんでも抱え込んじゃうからなぁー耕作ちゃんはさぁー」
なんて大声で言っていつものように冴島に注意されていて。
何だか、同僚として見るよりも、少し離れて見てみれば、
暖かい居場所だった。
白石「藍沢先生…………?」
……コイツらなら、頼っていいのかもしれない。
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yuuftykk(プロフ) - バナナ7さん» ありがとうございます!!リクエストにお応え出来ていたのなら良かったです…!!これからも頑張ります!! (2019年1月10日 19時) (レス) id: b775334b67 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ7(プロフ) - リクエストにお答えいただきありがとうございます!冗談抜きに想像していたどうりだったので嬉しかったです!これからも頑張ってください! (2019年1月8日 19時) (レス) id: 0e39ffe2b2 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 今の話を頑張ってください!無理はしないでください。応援してます! (2018年11月18日 21時) (レス) id: f876d72237 (このIDを非表示/違反報告)
yuuftykk(プロフ) - 琥珀さん» コメント&リクエストありがとうございます!!今書いてるのが思った以上に長引かせてしまったので早く終わらせて琥珀さんのリクエストも書けるように頑張ります!! (2018年11月18日 21時) (レス) id: c79561431b (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 診察とか治療は病院嫌いなので嫌がって欲しいです。それで無理やりされて欲しいです! (2018年11月18日 18時) (レス) id: f876d72237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:自鳴琴 | 作成日時:2018年9月21日 20時