そばにいて

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緋山


資料整理をしていると、横峯がすごい形相で走ってきた。



「何、どうしたの、そんなに急いで、笑…………あ、藍沢が目覚めました的な、？笑」

横峯「………………っ、その、まさかです。」

え。


冗談だったんだけど。。


白石「ホント、！？…良かったぁ……。緋山先生、今落ち着いてるし、様子見に行こうよ、」


緋山「……あぁ、うん。」



ｶﾞﾗｯ

藍沢「…ひ……やま…………？」


「…………っ、何、弱っちぃ声出してんのよ、バカっ…………」


泣かない、って決めてたんだけどなぁ…。

藍沢が目覚めたごときで泣かないとか思ってたのに。
いざ来てみたら勝手に涙出てきたし…。


白石「藍沢先生…よかった…。もう6日目よ、事故から。」




藍沢「…………結愛…………は、？」




ん……………………？


あれ……………………？



「……あ、！！！……あいつ、今日非番じゃん。」



白石「……あ、」


藍沢が運ばれてきてから休んでなかったから、橘先生が早めに帰れ、って命令だしたんだっけ。


白石「……結愛に電話してくるね…！」


そう言って白石はICUを出ていった。


藍沢「…………ひや…ま、」

「……何よ。」


起きたばかりだからか、ゆっくり、とぎれとぎれに話す藍沢。

藍沢「……おれ、どんな、状態なんだ、、？」



「…あー、心タンポに脳ヘルニア。……あと、腹腔内出血。かなりの出血だったわよ。……私たちが見つけた時にはもう結構出血してたし…、事故から時間も経ってた。……ほんと、よく生きてた、って感じよ。」



藍沢「……かなり、重症だったんだな、。」

「……ホント大変だったんだからね、！？藤川はうるさいし、フェロー達はフェローたちでグズグズめそめそしてるし。」


「……そうか、」

だいぶ落ち着いてきたのか、普通に話せるようになってきた藍沢。


「……助けてくれて、…ありがとう…………」





----------------------え？


今なんて、？？？ｱﾘｶﾞﾄｳって言った…？？


「……藍沢もありがとうなんて言うのね」

藍沢「…………ﾌｯ､俺をなんだと思ってる…。俺だって人間だ。礼くらい言う。」




「鉄仮面で医者バカで、冷たいヤツだと思ってた」


藍沢「……ひどい言われようだな」


「ホントの事じゃない。」

なんて話していると、白石が結愛を連れてICUに駆け込んできた。


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ここまで読んでくださった皆様、

ありがとうございます！！、
また明日更新します！(´˘`＊)

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