~Jr.の短編小説集~

☆平野紫耀☆ ページ3

〜放課後デート〜



今日は2人の部活が休みで放課後デートの日！

ずっと前からクレープ食べるって決めてるんだ♬

……でも紫耀はちょっと遅れるらしい……

だから先に学校の前のカフェで待ってます！


カランカラン…


店『いらっしゃいませ〜。』

あれ？今日はいつもと違う店員さんだ。

店『こちらのお席になります。』

『ありがとうございます。』



店『どうぞ。』

きたきた！私の大好きな抹茶ラテ♡

店『こちらもどうぞ。』

『えっ…？』

そう言って渡されのは…連絡先？

店『連絡くださいね。』

『あっ…えっと…』

どうしよう…こういう時って…？

紫『アカンで。俺のなんやから。』

『えっ？』

紫『行くで。クレープ屋さん。』

店『あっ…ちょっ…！』

紫『お金。もう2度と俺の物に手出すなよ。』

今まで聞いた事ないくらい低くて…

私の大好きな声。

店『…っ！』


カランカラン…


紫『受け取ったらあかんやんか。』

『ごめんなさい…』

紫『もう…ほんま焦った…』

『ごめんなさい…』

紫『もう！謝りすぎ！元は遅れた俺が悪いねん！気取り直してクレープ食べよ！』

『えっ？』

なんで紫耀がその事知ってるの？クレープ…

紫『なんでやろな。秘密。』



そう言ってさりげなく手を繋ぐ君。

…こういうところが好きなんだってば。

1度繋いだこの手は離さない…離せない。

大好きだよ、ずっと一緒にいようね。

紫『…////』

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