友達ではいられなかった俺ら 緑×赤 ページ9
「ただいま、おかえり」「君の好きなとこ」「一緒に帰ろう」「俺にはやっぱりおまえしか」「分かち合う4人」のうみ×ちゃか
＿＿＿＿＿
side.Nakamura
土曜日の朝…というより昼。
2週間ぶりに体を重ねた翌日、太陽が真上に来る頃にようやく目を覚ました海斗は、ベッドヘッドに寄りかかってスマホをさわる俺にゆるりと抱きついた。
「体きつくない？」
「だいじょぶ」
「そ？ちょっと盛り上がりすぎたねぇ」
「…高校生みたいなことして」
「ふふ、実際高校生のときに付き合ってたらこんな感じだった？」
「かもしんない」
スマホを置いて、くふくふご機嫌に笑う海斗の頭を撫でる。
高校生のときに付き合えてたら、きっと違う未来があった。
「…俺、たぶん海人と同じこと考えてる」
「高校生のときから付き合ってたらまた違ったかなーって」
「よし、正解」
「んふ。ま、だとしても絶対喧嘩ばっかだっただろうけどね。」
「それはそう、ほんと」
出会ってから付き合い始めるまで、7年近く。
友達としてたくさん言い合って、価値観をすり合わせてきた。だからこそ、想いが通じたあとは全くと言っていいほど喧嘩はない。
「……本気で」
「ん？」
「本気で海人との関係を壊したくなかった。…そりゃあ付き合えたら最高だけど、そんなのよりも海人と笑い合えなくなるのが嫌だった、」
「…俺も」
よく俺らは当時のことを拗らせ、と表現するけど、本当にそれがぴったりで。仲は良いはずなのにお互いの恋愛に踏み込むことなく、彼女ができたって噂に振り回された。
両片想いを6年間。
ようやくお互いの気持ちを知ったのは大学4年生、ふたりの就職先が決まった後だった。
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yukarin - 翡翠様、承認いただきありがとうございます。これからよろしくお願いいたします。 (4月6日 12時) (
レス) id: 4330d63972 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - yukarinさん» メッセージありがとうございます！Xのフォロリク承認させていただきましたのでご確認ください🙇♂️ (4月6日 11時) (レス) id: a2463a8237 (このIDを非表示/違反報告)
yukarin - 翡翠様、初めまして。リアルでは如恵留さん推しのyukarinと申します。お話のカップリングはうみげん一択でしたが、翡翠様のお話を拝読し、うみちゃかの良さを噛み締めております。Xに投稿されたお話も拝読させていただければ光栄です。よろしくお願いいたします。 (4月5日 17時) (レス) id: 4330d63972 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 苺さん» ありがとうございます。いただいたリクエストは順番に書いておりますので、しばらくお待ちください🙇♂️ (3月30日 16時) (レス) id: a2463a8237 (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - はい大丈夫です。 (3月30日 16時) (レス) id: 6da2fe3136 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作成日時：2023年11月19日 20時
