大炎上祭-14- ページ3
西条「それじゃー早速…」
西条君が僕のスマホに目を移した時だった。
男「燃料投下！！」
と、声がしたのは。
西条君が僕のスマホの中身を見ているが、僕はその声の主に顔が向いていた。
男「月見山キョーコさーん…あんた、真面目そうな感じしてんのに…驚いたぜぇ？」
柄の悪そうな男性が社長秘書の女性に喋りかけていた。
僕らの頭上に画像が出る。女性と誰かのメッセだ。
二人の会話を要約すると「旦那が主張だから家に来て」という、いかにも旦那さんではない男性との夜のお誘いメッセが書かれていた。
その他にも「旦那よりあなたがいい」やら「君に早く会いたい」やら正直見てられない言葉が連なっていた。
簡単に言うと彼女は社長さんと不倫していた。
ドドドドッとヤグラに一気にオイルが降り注ぐ。
女「こ、これは…っ！」
男「おっとぉ？言い訳するつもりかぁ？そんなのさせる訳ねぇだろ？って事で燃料投下！」
まるで相手を
そんな男性は二枚の写真を投下した。
一枚は仲睦まじい男女の写真。多分旦那さんとだろう。優しそうで、細身な男性だ。
そしてもう一枚。カナさんは即座にユウ君の目を塞いだ。
そう…それは、ベッドに寝転がり、男女が裸の状態で写っている写真だった。その男性は先程の男性とは違い、少しぽっちゃり体型で、額が少し後退している男性だった。
これは…間違いないだろう。
女「ち、違うの！」
男「なにが違うんですかぁ〜？こんなに楽しそうにメッセ送りあって、火照った顔で写真撮って、これ完全に不倫だろ〜！」
女「っ…」
言い返す言葉が見つからないのか、代わりに女性は男性を睨む。
男「てか、旦那の方がイケメンだろぉ？なんでこんなデブのおっさんと」
女性を嘲笑う男性。確かに旦那さんの方が正直容姿が整っている。スタイルもいいし、美男美女の夫婦だ。
女「……わ、私は細身な彼より太ってる彼の方がタイプなのよ！それに彼との結婚は親が勝手に決めたもの、私達に愛なんて元々無かっ」
最期の言葉は聞きたくないと言うようにフォローを外され、女性は口から血を吐き倒れ込んだ。
旦那さんが最後のフォロワーだったのだろう。
マ「またしても、フォロワー０死！！いいんですか〜？燃料要因死なせて〜」
男「やっべ、死んだら意味ねぇーじゃん。やり過ぎたー」
先程まで気味の悪い笑みを浮かべていた男性は、もう興味がないといった顔をしていた。
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ユトナ(プロフ) - sikuraさん» 短い文なのに気持ちが伝わってきてめちゃ嬉しいです。読んでくださりありがとうございます！ (2020年3月19日 21時) (
レス) id: ecfc7fa73a (このIDを非表示/違反報告)
sikura(プロフ) - え、、好き (2020年3月14日 20時) (レス) id: 8625e8b290 (このIDを非表示/違反報告)
ユトナ(プロフ) - 山さんさん» ありがとうございます！めっちゃ嬉しいです！ (2020年1月23日 6時) (レス) id: ecfc7fa73a (このIDを非表示/違反報告)
山さん - やばい、男主の性格好きかも← (2020年1月17日 3時) (レス) id: 926db107d7 (このIDを非表示/違反報告)
ユトナ(プロフ) - さきさん» 更新楽しみにしていて下さり、ありがとうございます！少々お待ちして頂く形となりますが必ず更新しますので、楽しみにしていて下さい。夜分遅くに失礼しました。 (2020年1月6日 1時) (レス) id: ecfc7fa73a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユトナ | 作成日時：2019年7月18日 12時
