リアルアカウント【男主】4

大炎上祭-29- ページ18

A「なんですか？」


ケロっとした顔でカナの方を向くA。先程までの出来事など忘れてしまったかのような振る舞いにカナは背筋が寒くなるような感覚に陥る。だがユウから服を強く握られ、守るべき者があると自らを奮い立たせる。


カナ「あ、アナタは、今…な、何をしたか分かっているの…？」


手が震えながらもカナはAに答えを求めた。自らが憧れたあのAを思い浮かべ、絶望しかない質問に希望を祈りながら。


A「オモシロそうなコトをハナしていたのに、それをフタリだけにトドめようとしていたので、カわりにネンリョウトウカをしてあげただけですよ？」

カナ「ッ…！？……な、んでそんな事…ッ！？」


結果はカナの祈りを踏みにじるような絶望を運んできた。泣きそうに顔を歪め理解が出来ない回答に、更に質問を返す。
嘘だと言って欲しい。これまで頼もしかったヒーローの様な彼が、急に悪魔に変わったなんて…


A「だって…イマ、これをしたらどうなるのかなってオモっちゃったんですもん」


周りがAを怪異の目で見る中、Aは気にせず笑顔だった。口角だけが上がった奇妙な笑顔だった。だが本当に楽しそうな笑顔だった。無邪気で無垢な…笑顔だった……

その笑顔が彼が本当に"イかれている"のだと証明していた。


マ「さぁ！盛り上がってきましたねー！更に盛り上がるように次、いってみましょ〜〜〜

第2回シャッフルタイム!!」


そんな中、また皆のスマホが入れ替わった。



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視点戻ります。

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