16.違和感 ページ16
「人間の科学技術の常識から考えれば、おそらく電波を使った発信機。でもそれには内部に電池が要る。消費も早い。
ちょっと計算もしてみたんだけど、電池寿命が10年以上で手術痕が残らないほど超小型、2015年当時じゃ多分、
「つまり？」
「仕組みを予想して、場所や壊し方を特定するのは困難ってこと。
まして
エマの質問にレイは淡々と答えた。
「確かに…鬼独自の技術の可能性も…むしろその方が…」
「え…詰んでない？」
「詰んでる」
レイのその言葉にエマは頭を抱え、だめじゃん！！と聞こえてきそうなほど、苦悩している。
「レントゲンとかあればな」
「…いや、仕組みじゃなくても予想はできる。考えれば必ず
そう言ったノーマンは手を顎に当て、思考を巡らす。
発信機さえ何とかできればいい。
究極あとは
敵の
なんてことを考えているんだったっけな。
「情報が足りなさすぎる…！」
「それな」
歩きながら考えていたノーマンは情報の少なさという壁にぶち当たり、現実でも壁に頭をつけている。
「
ノーマンは窓から、子供達を見守っているママを見て、そう言った。
「？」
「ママだよ。引っかからない？
時間は有限、焦らせてボロを出させる作戦…
でも、
うまく言えないんだけど、回りくどいと言うか、手ぬるいと言うか…」
「『標的を探す必死さに欠ける』？」
「そう！」
レイの言葉に、言いたいことを言ってくれたとスッキリした表情を浮かべるノーマン。
発信機からは何の"断定"もできない。
たとえ疑われても、全ては"疑い"、全ては"警戒"の域。
重大な秘密を知られたのに、全く焦りが見えない。
「引っかかるんだ…思い過ごしならいいんだけど…」
「おーい！サボんなよ最年長〜！なんもかわってねー！」
「ごめんごめん！さっさと終わらせよう！」
ドンとギルダが来たことにより、仕事に戻る。
作戦会議は一旦中断。
「あーコレまた明日も続くのかな〜」
大丈夫だよ、ドン。お手伝いは今日までだから。
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ユトナ(プロフ) - この小説、読むのすごく楽しいです！さん» ！！！！わぁー！確かにそうですね！！画像差し替えときます！教えて下さりありがとうございます！！ (11月4日 8時) (
レス) @page23 id: 38c56725bc (このIDを非表示/違反報告)
この小説、読むのすごく楽しいです！ - 男主くんが１１歳なら誕生日は2034年の4/27だと思います！ (11月4日 0時) (レス) @page23 id: f9b3253e9b (このIDを非表示/違反報告)
ユトナ(プロフ) - かえるくんさん» アドバイスありがとうございます！でもプレッシャーには感じてないので安心して下さい！番外編は入れようと思ってましたがwあともう少しで更新は出来そうなので、頑張りますね！ (2021年1月24日 22時) (レス) id: e3aba1b098 (このIDを非表示/違反報告)
かえるくん - もしプレッシャーに負けそうとか、ネタが思いつかないとかの時は番外編を入れるとモチベ上がりますよ！更新頑張ってください！ (2021年1月24日 15時) (レス) id: 8379750216 (このIDを非表示/違反報告)
ユトナ(プロフ) - ぽうんどけーきさん» お心遣いありがとうございます！必ず戻ります！ (2021年1月20日 18時) (レス) id: ecfc7fa73a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユトナ | 作成日時：2021年1月5日 16時
