第7班を支えたい！弐

カカシ第7班！4 ページ12

「・・・私は・・・3人を見守るだけです」
「・・うむ」
「どんな結果になるであれ、ナルト、サスケ、サクラが強くなるように、私は3人を支えるだけです。死なせたくない、殺させたくない、殺されて欲しくない人は、居ます。けれど全て私が阻止できる訳でもない、教えを、愛を与えることが出来るのは、3人が忍びになったここまででしょう。だから、カカシさん」

カカシの隠された目ごと真っ直ぐ見る

「ナルト、サスケ、サクラを、よろしくお願いします。あの3人は、死にませんから」
そう笑うと、カカシは目を見張った

「・・君は、知ってるんだね」
「はい」
「・・・そうか、分かったヨ、しっかり鍛えるからネ」
「はい・・ああ、そうだ、もしナルト達からイチャイチャパラダイスばかり読んでるなんて聞いたらぶっ飛ばしますね」
「え！？」
「教育上良くない絶対、あとその本は女性に向けて、ですからね、所作は、断じて女児向けじゃないんです。」
「・・・お、俺未来で何してんのかな・・」
「カカシよ・・・・」

サラダちゃん、君のパパはかっこいいんだよ、うん、あんな未来はいらないんです。


「それではの、A」
「はい・・・」
「・・・よい、A、お主が言えんことも多かろう、ワシが死ぬ運命でも」
「っ！」

しまった、顔に出てたか・・

「すまぬな、じゃが、ワシに後悔はなかろうて、悔いることは無い」
「っ、私は、あなたが死なないようにする、ただ、それができるかの自信はありません・・すみません・・」
「よい、お主が死ななければ、ナルトもサスケも、サクラも、強く心を持っていられるじゃろうて」
「・・はいっ」


頭を下げれば、3代目のしわれた手が頭に置かれた




ドアが閉まり、Aはその場に座り込んだ

「3代目・・貴方は、死なせない」

今度こそ・・うちは一族みたいなことをさせたりなんてしないから・・・





「ナルト、じっとしときなさいよ」
何度も廊下を見に行くナルトに、サクラが言う
「なんで俺達7班の先生だけこんなに来んのがおせーんだってばよぉ！！ほかの班はみんな新しい先生とどっかいっちまったし、イルカ先生も帰っちまうし！」
「それはそうだけど・・はぁ・・早くお姉ちゃんのとこ行ってご飯作りたい・・」
「今日はオムライス作るって言ってたぞ」
「ほんと！？今日こそ卵割れないようにしなきゃ！」
「俺木の葉のマーク描くってばよ！」
「サスケくんのは私が書いてあげるね！」
「・・・ああ」
「えー！俺もー！」

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