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「優ちゃああん！！覚えていないなんて私でもショック受けるよぉぉ」
「残念だったなA」
「ううぅ」
男前になった優ちゃんはキョトン顔で私を見つめていて、そんな優ちゃんを見るとつい抱きしめてしまった。
「おいA何やってんだよ」
「優ちゃんが可愛くてつい！」
「優が困ってるから離してやれ」
見ると確かに優ちゃんはオドオドして困っている様子。親目線でその姿さえも可愛いと思ってしまう。
「いつまで抱きついてるんだよ離れろ」
「ちょ、グレン痛い！もうちょっと優しく引っ張って！？」
「なら早く離れろ」
「嫌！」
「いいから離れろ！」
「いーや！」
とグレンとそんな意地の張り合いをしていると後ろの方にいる小百合ちゃん達はクスクスと笑っていた。
「ほんとAちゃんは変わらず可愛いよなあ。Aちゃん俺と結婚とかどうよ？」
なーんてアホらしいセリフを言うのは女の子が大好きな五士典人。ほんと高校生から変わらず口説いてくる
「結婚はお断りしマース！」
「ううっ、俺振られちまったよ…てことで美十ちゃんの胸で泣かしてくれよー！！」
「んなっ！泣かすわけないでしょ！」
「そんなケチ言わず言いじゃねえかよ〜！」
「汚らわしい！近寄らないでください！！」
かなりの辛辣な言動の十条美十、そんな事を言われても五士はへこたれず美十に抱きつこうとしている。
「ちょっとあなたいい加減にしないと…！」
「おーっと美十ちゃんその拳は何かな？」
「あなたを殴るための拳ですよ」
「え、ちょ！美十ちゃ！ぶぐへ！！！」
あっりゃー…美十手加減無しだなあ。あんな強烈な美十の拳をくらった五士はしばらく立てないだろう。
「あいつら何やってんだか」
「いいじゃん楽しそうで！グレンも混ざってきたら？」
「アホか」
ペシッと私の頭を軽く叩いてくるグレン。そんなこと言ってほんとうは皆とわいわいしたいくせにー。
と、そんなグレンが優ちゃんの方へ向き直って口を開いた。
「優、今回はガキのわりにはよくやった。おまえのおかげで犠牲が少なくてすんだ。学校の友達を守ったな」
「偉いよ！優ちゃん！」
「お前は黙っとけ」
「……はっ友達？」
友達というキーワードに敏感に反応する優ちゃん。亡くした家族のことやっぱりまだ気にしてるのかな…。
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- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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ミルクティー(プロフ) - この作品がとても面白くて次の小説を読みたいのですがパスワードを教えていただけますか？ (2022年6月23日 16時) (
レス) id: 1ac3cc10b0 (このIDを非表示/違反報告)
もも - すごくおもしろいです！パスワード教えて頂きたいです！ (2019年10月26日 11時) (レス) id: c8b462bc3b (このIDを非表示/違反報告)
美華(プロフ) - めっちゃ面白いです！！パスワードを教えて下さい (2019年1月1日 14時) (レス) id: 6d99a75fae (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - よかったです！パスワード教えて貰いたいです！ (2018年9月16日 17時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
Mika - この続編を見たいのですがパスワードがあって見れないのでパスワードを教えて貰ってもいいですか (2018年9月10日 21時) (レス) id: a8c7d594fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん | 作成日時：2016年1月11日 1時
