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「これは完全に迷ったな」
第一渋谷高校に通っていたことがあるけどかなり新しくなっててどこがどこかあまり把握出来てないからなあ。んーでもここ中庭っぽくて校舎はすぐ横にあるから大丈夫だよね
するとその瞬間、ガシャンッ!!とかなり近くの窓の割れる音が耳に届いた。すぐさまその割れた窓の方へ掛け走っていく。
「あれ、確かここら辺から音が鳴って」
グルグルと見渡しているとある一人の黒髪の少年が目に飛び込んできた。え！！あれって優ちゃん！！？それに私が先に行ったのに何故か私より先に辿り着いたグレンがいるんだけど！？
しかも優ちゃん吸血鬼に首締められてる！
「助けなきゃ！…ってグレンがもう助けてあるじゃん」
『へぇあれが大きくなった百夜優一郎、
_______の実験台ねぇ』
私の鬼の白がボソリとそう呟いた。その呟きを私は聞こえてないふりをしてグレンの所へと向かって叫んだ
「グーレーンーー！！」
・
俺を吸血鬼から助けてくれたグレンだが、そんなことは認めたくなくて自分であの吸血鬼を仕留められていたと意地を張っていた。
「へー」
「ほんとうだぞ！！」
と、そんな時不意に背後からグレンの名を呼ぶ女の声が聞こえた。振り返ってその声の方へ目線を向けると金色と桃色のサラッとした綺麗な髪が目の前に広がって思わず息が詰まった
「んあ？Aじゃねえか。お前俺より先に行ったのにまだ来てなかったのかよ」
「道に迷っちゃって」
なんて照れくさそうに笑う彼女の名はAと言うらしい。見覚えのある名前である一人の女が目に浮かび上がった。
よくよくAと呼ばれる女の顔を見ると、先程目に浮かび上がった女と同じ目の色つまり赤と青のオッドアイだったのだ。偶然にも程がある。ならこの人は……。
「優ちゃん久しぶりだね！」
「え、えっと」
「あれ？私のこと覚えてない！？」
「あーっと」
「嘘！覚えてないの！！？」
覚えてないっていうかなんていうか……。でももしこのAという女があのAと同じ人物なら目の色と名前に辻褄があう。だが俺が知っているAは髪の色が青だったはずなのに今のAという女は金髪とピンクと言うなんとも辻褄が合わない髪色なのだ。
だから未だにAの質問につい戸惑ってしまっていた
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ミルクティー(プロフ) - この作品がとても面白くて次の小説を読みたいのですがパスワードを教えていただけますか？ (2022年6月23日 16時) (
レス) id: 1ac3cc10b0 (このIDを非表示/違反報告)
もも - すごくおもしろいです！パスワード教えて頂きたいです！ (2019年10月26日 11時) (レス) id: c8b462bc3b (このIDを非表示/違反報告)
美華(プロフ) - めっちゃ面白いです！！パスワードを教えて下さい (2019年1月1日 14時) (レス) id: 6d99a75fae (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - よかったです！パスワード教えて貰いたいです！ (2018年9月16日 17時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
Mika - この続編を見たいのですがパスワードがあって見れないのでパスワードを教えて貰ってもいいですか (2018年9月10日 21時) (レス) id: a8c7d594fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん | 作成日時：2016年1月11日 1時
