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「……もうだめだ優やろう」
「ふざけんな」
「もう与一は戻ら……」
「ふざけんじゃねえっつってんだ！！ここでこんなところで仲間殺したら俺は吸血鬼と同じになっちまうだろうが！！」
だがそんな苦痛な優ちゃんの叫びにも全く動じない与一くんから攻撃が次々に飛んでくるだけ。
「俺は俺はもう二度と仲間は見捨てねえって決めたんだよ！！だから与一！！正気に戻れ！！」
優ちゃんは優しいから、だから見捨てることが出来ないんだろう。そういうところグレンにほんとそっくり。
「頼むから正気に戻ってくれ！！」
「うるさい死ね」
与一くんは弓矢の狙いを優ちゃんに向けた。
と、優ちゃんは何やら一歩踏み出し、鬼呪装備を床に置いた。
「やれよ。俺は仲間は殺せない。そして与一も……おまえも俺を殺せない！」
「ははは」
「お前が俺と一緒なら……目の前で家族を喪ったんなら仲間を殺せるわけないんだ！！だから早く目を覚ませよ！！馬鹿与一っ！！！」
自ら与一くんの鬼に挑発しに行った優ちゃん。
「んなっ馬鹿かおまえ！」
「くうっ」
シノアと君月くんが急いで優ちゃんを助けに走った。だけど私は動かない。グレンがなにか仕掛けてくると思ったから
「じゃあ死ね」
そして与一くんの弓矢が優ちゃんに放たれとうとしたその時だった。
「おい与一！！てめぇはまたベッドの下で家族を死ぬのを見てるつもりか！！」
グレンは大声を上げて与一くんに向かって叫んだ。そしてそれに与一くんの手がピタりと止まり
「いいからさっさと出てきて仲間を守れ！！」
ついには弓矢を引いている手が震え出し、与一くんが放った矢が優ちゃんの横ギリギリを通った。
「う……うわあああああああああああ！！」
と、元に戻ったのか与一くんが泣き叫びながら優ちゃんに勢いよく抱きついて行った。
「うそっ……」
「も、戻ったのか！？」
戻ったことにシノアと君月くんは驚きを隠せないよう。
「よっしゃよく戻った」
なんて与一くんの頭をポンポンと撫でた優ちゃん。だがそんな感動シーンを潰すかのように現れたグレンが
「戻んのが遅えええええ！！」
ｺﾞｯ!!ﾄﾞｶｯ!!と音を立てて優ちゃんを蹴り飛ばした。
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ミルクティー(プロフ) - この作品がとても面白くて次の小説を読みたいのですがパスワードを教えていただけますか？ (2022年6月23日 16時) (
レス) id: 1ac3cc10b0 (このIDを非表示/違反報告)
もも - すごくおもしろいです！パスワード教えて頂きたいです！ (2019年10月26日 11時) (レス) id: c8b462bc3b (このIDを非表示/違反報告)
美華(プロフ) - めっちゃ面白いです！！パスワードを教えて下さい (2019年1月1日 14時) (レス) id: 6d99a75fae (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - よかったです！パスワード教えて貰いたいです！ (2018年9月16日 17時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
Mika - この続編を見たいのですがパスワードがあって見れないのでパスワードを教えて貰ってもいいですか (2018年9月10日 21時) (レス) id: a8c7d594fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん | 作成日時：2016年1月11日 1時
