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「あ！優ちゃん！！」
そうして何分か経ったあと優ちゃんが目を覚まし、私は向かって勢いよく抱きついた。
「ちょA……！？」
「おつかれ！」
動揺している優ちゃんは気にせずニコッと微笑みかけた。
「っ……ああ……」
「あはあ、優さん顔が真っ赤ですよ〜」
「う、うるせぇよ！」
それはまあシノアがニヤニヤしながら優ちゃんを弄りまくっていた。
そしてそんな優ちゃんとシノアを見ていた君月くんが優ちゃんに言った。
「調伏に時間かかりやがって」
「お前も成功したのか」
「当然だ」
「で与一は……？」
と、それに皆が与一くんの方へ目を向けた。
あー、すっごい嫌な予感がするなぁ。
そしてその嫌な予感というのはどうやら当たったようだ。
ﾄﾞｶﾝｯ!!と激しい音が鳴って、元いた場所に与一くんが居なかった。
「失敗か」
そうして私たちが見た先には高い壁へ立っている与一くんがいた。
いや、あれは鬼だ。
「人間が 一 ニ 三 四 五……。おまけに全員鬼呪装備持ちか…………これだから人間は厄介だ」
「あーあーまじぃな。与一はやっぱちょい力が足りなかったか」
でもきっとこれもグレンが思っていた通りなんでしょ？
「あ！？いったいどういうことだよ！！」
「よし、鬼呪装備も手に入れたことだし吸血鬼殲滅部隊月鬼ノ組での初任務をお前らにやろう」
状況把握できていない優ちゃんはフル無視でグレンが命令を下した。
「優、君月、人喰い鬼が出た。おまえら二人で始末しろ」
「人食い鬼？」
ふぅん、そういう方向に持っていくんだ。
「本気なのグレン？」
「本気も何も人喰い鬼が出た、ほっとく訳にもいかねぇし殺すしかないだろ」
優ちゃんが与一くんを殺せないって分かってるクセになあ。
「危険な人間は皆殺しにしよう」
「与一っ！？」
と、どうやら与一くんに取り憑いた鬼が私達に矢を放り、それが物凄いスピードで降ってくる。その矢を私は斬ることで対処し、シノア、優ちゃん、君月くんが矢をかわした。
「おーおーやっぱ鬼の力がそのまま出てくると欲望を喰ってなくてもそこそこ強ぇなあ」
余裕を見せるグレン。それに今の攻撃で分かったが与一くんの力には今の優ちゃんと君月くんはきっと勝てないだろう。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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ミルクティー(プロフ) - この作品がとても面白くて次の小説を読みたいのですがパスワードを教えていただけますか？ (2022年6月23日 16時) (
レス) id: 1ac3cc10b0 (このIDを非表示/違反報告)
もも - すごくおもしろいです！パスワード教えて頂きたいです！ (2019年10月26日 11時) (レス) id: c8b462bc3b (このIDを非表示/違反報告)
美華(プロフ) - めっちゃ面白いです！！パスワードを教えて下さい (2019年1月1日 14時) (レス) id: 6d99a75fae (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - よかったです！パスワード教えて貰いたいです！ (2018年9月16日 17時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
Mika - この続編を見たいのですがパスワードがあって見れないのでパスワードを教えて貰ってもいいですか (2018年9月10日 21時) (レス) id: a8c7d594fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん | 作成日時：2016年1月11日 1時
