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「へぇ、お前らクズどもに鬼と契約できるだけの実力があるって？」
なんとも辛辣なグレンの言葉に君月君が黙ってしまう。だが去勢のいい優ちゃんだけは声を荒らげて言う。
「あるに決まってんだろ！！君月のクソにはないとしても俺にはある！！」
「てめぇは黙れよ！！」
「てめぇこそ黙れ！！」
二人は同時に拳を突き出したかと思えば同時に拳が頬に当たってしまっている。そこからまた喧嘩が始まってしまった。
「んで？報告書は読んでるが実際こいつら鬼の誘惑に耐えられるか？」
問題児二人はそっちのけでグレンは小百合ちゃんに聞いた。
「ん〜少なくともわたくしが16歳の頃よりあの2人は全然強いですけどね〜」
「他の奴らは？」
「意外や意外、鬼に対する心の安定度は圧倒的に早乙女与一くんです」
へぇ、本当に意外だなあ。
「じゃあーま、めんどいの嫌いだしちょっと1回こいつらの能力試してみっか」
鞘の中に入っていた剣を取ろうとするグレンに私はそうなるのかあっとつい苦笑い。
「ちょちょうそ！？グレン様！？」
「……ありゃ、まさか中佐攻撃するつもりですか？」
小百合ちゃんとシノアは今からグレンが何をするのかが分かったようだ。
「死んだ奴は、あ〜修練足りてなかった自分を恨め」
グレンが床に剣を刺すと同時に周りの生徒達が次々に倒れていった。
「があ？なんだこれ」
「し……心臓が締め付けられ………」
優ちゃんと君月くんかなりしんどそう。
「え？え？みんなどうしたの？」
「………ん」
「く………」
それに比べ与一君とシノアは余裕で、小百合ちゃんは呪術符でギリギリ立っていられるといったところだろう。
「はい終了〜」
と、グレンは床から剣を抜いた。
「よーし。じゃ今意識がある奴見込みがある。このまま訓練続けてきゃ鬼呪装備契約の儀に移れる可能性がある。あと立ってられたヤツ、お前らは優秀だ。すぐに俺の剣と同ランク『黒鬼』シリーズに挑戦させてやる。で、立ってるのは〜優……君月、与一……」
すると何やらグレンがシノアの方へ目線を向けた。
「……おまえは気絶しろよ」
「はは」
「さすが日本帝鬼軍の当主筋───柊家様ってわけか？可愛げないぞ」
それにシノアは自信たっぷりに言い放つ。
「あはぁこんなに可愛いじゃないですかあ」
「死ね」
なんともまあ口が悪いグレンにシノアはただヘラヘラと笑っているだけだった。
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ミルクティー(プロフ) - この作品がとても面白くて次の小説を読みたいのですがパスワードを教えていただけますか？ (2022年6月23日 16時) (
レス) id: 1ac3cc10b0 (このIDを非表示/違反報告)
もも - すごくおもしろいです！パスワード教えて頂きたいです！ (2019年10月26日 11時) (レス) id: c8b462bc3b (このIDを非表示/違反報告)
美華(プロフ) - めっちゃ面白いです！！パスワードを教えて下さい (2019年1月1日 14時) (レス) id: 6d99a75fae (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - よかったです！パスワード教えて貰いたいです！ (2018年9月16日 17時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
Mika - この続編を見たいのですがパスワードがあって見れないのでパスワードを教えて貰ってもいいですか (2018年9月10日 21時) (レス) id: a8c7d594fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん | 作成日時：2016年1月11日 1時
