《7》会議という名のイネムリ ページ26
会議という名のイネムリ
ここは東京 渋谷
日本帝鬼軍───本部
早く終わらないかなあ…。
と、今私は柊家による会議に出ていた。
なにやら吸血鬼に何かしらの動きがあったらしく私達はそれについて話し合う為に出席していた。
が！そんなのはお構い無しに、ぐーぐーと寝息を立てて寝ている者がいた。
それは日本帝鬼軍、中佐の一瀬グレンだった。
「グレン。おい一瀬グレン」
「んぁ？ああ、クソ長ぇ会議は終わったか？」
あーらら柊様の前でそんなこと言っちゃって本当に怖いもの知らず。ま、私も人のこと言えないか。
周りには
日本帝鬼軍 中将 柊暮人
日本帝鬼軍 少将 柊深夜
日本帝鬼軍 少将 柊 征四郎
他にも柊に関わる人が何人か居る。
「その態度はなんだ……一瀬家の分際で……」
日本帝鬼軍 元帥 柊天利、そんな柊の頂点に立つお方もいるってのにグレンはお構い無しに言った。
「これは柊天利様、失礼致しました。なんせひどく退屈だったもので」
「貴様……いい気になるのも……」
「まぁまぁ彼の態度はいつもの事でしょう。話を続けましょう」
深夜ナイスフォロー。
「関西方面の吸血鬼たちが不穏な動きをしている情報なんですが……」
ｶﾞﾀｯ、と音が鳴りその音の鳴った方へ向くとグレンが席から立ち上がっていた。
「俺、行っていいか？情報は後でまとめてくれよ」
「ちょっとグレンあんまり態度悪いとさすがの僕もフォローしきれないんだけど」
「はっ誰がフォロー頼んだっけ？」
「…………もぉ」
あはは、深夜も大変だなあ。
「それにこの日本帝鬼軍はお偉い柊家様たちが牛耳ってるだ。なら分家の一瀬家はお呼びじゃないだろう？」
とそれにさっきまで静かだった征四郎が声を上げた。
「はっよくわかってるじゃねぇか。ならさっさと消えろよクズ」
「だから消えるっつってんだろ」
「征四郎あんたのほうがクズじゃーん」
「なっ！ｯﾁ 早く消えろよクズが！」
こう言っても突っかかってこないのは私より実力が下だとわかっているからだろう。
「だからさっきから消えるってんだろ。あーあとA、まとめた情報後で俺に持って来い」
「えー、私グレンのパシリにされてるの？一応階級は少将で私の方が上なんだけどなあ」
「いいから持ってこいよ」
「傲慢だなあ」
そんな私の言葉にグレンは耳ともせずに早々に会議室から出ていった。
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ミルクティー(プロフ) - この作品がとても面白くて次の小説を読みたいのですがパスワードを教えていただけますか？ (2022年6月23日 16時) (
レス) id: 1ac3cc10b0 (このIDを非表示/違反報告)
もも - すごくおもしろいです！パスワード教えて頂きたいです！ (2019年10月26日 11時) (レス) id: c8b462bc3b (このIDを非表示/違反報告)
美華(プロフ) - めっちゃ面白いです！！パスワードを教えて下さい (2019年1月1日 14時) (レス) id: 6d99a75fae (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - よかったです！パスワード教えて貰いたいです！ (2018年9月16日 17時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
Mika - この続編を見たいのですがパスワードがあって見れないのでパスワードを教えて貰ってもいいですか (2018年9月10日 21時) (レス) id: a8c7d594fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん | 作成日時：2016年1月11日 1時
