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「痛いよね？本当にごめんね」
「っ…」
心配気に俺の頬を撫でてくるA。
「Aちゃんが暮人兄さんの心配なんて珍しいこともあるんだね」
「だって、いつも私の攻撃を食らっても痛いって言わない暮人が痛いって言ってるんだよ？そりゃ心配になるよ！」
「なにそれ妬いちゃうんだけど。僕にも心配して」
「深夜はどこも痛くないでしょ！」
「心が痛い」
「何馬鹿な事言ってるの！て、暮人本当に大丈夫？」
顔の距離が一気に縮まり、唇が今にも触れ合いそうだった。それに心配気なAの顔がいつになく可愛くて堪らない。
「あーやばいな」
と、目線を逸らすと、「やばい！？え！大丈夫！？」とその行動に対し心配するA。
その光景に後ろで笑いをこらえてる深夜。
俺を心配をしてくれるAが嬉しくて、痛いと嘘をついたことからの始まりでここまで心配してくれるとは思わなかったな。
「はは、暮人兄さんはAちゃんに対してﾞヤバイ゛んだよ」
「私に対してヤバイ…？」
「そうそう」
「深夜殺すぞ」
「怖いなあ」
「よく分からないけど……大丈夫なの？」
と、神様も驚くほどの鈍感振りを見せる。こいつは素直に言わなきゃ伝わらない奴だったな。
取り敢えず俺も大丈夫だということで今日の本題について話を進めることにした。
「お前を今日呼んだのは今度の前線の話だ」
「全線に出ろって話ね。嫌だ」
俺は帰ろうとするAの腕を掴んだ。
「何処に行くつもりだ」
「なっ！離して！！」
ジタバタと暴れるAを俺の力で自分の元へと引き寄せる。試合には負けたが力では圧倒的に俺の方が上だ。
「深夜ー！！助けて！！」
「どうしよっかなあ？」
「んな！深夜だけは味方だと思ってたのにー！助けてよ！！」
「僕はいつでもAちゃんの味方だよー」
「なら助けて！」
それに深夜が俺に「離してあげたら？」と注意するが、口だけで手を出さない深夜にAは泣き泣き葵に手助けを求めだした。
が、葵は俺の従者である、だからそんなAに手を貸すことは無く
「申し訳ございません。私はあくまで暮人様の従者なので助けることはできません」
「あ、葵ちゃぁん…！」
と、Aは撃墜した。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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ミルクティー(プロフ) - この作品がとても面白くて次の小説を読みたいのですがパスワードを教えていただけますか？ (2022年6月23日 16時) (
レス) id: 1ac3cc10b0 (このIDを非表示/違反報告)
もも - すごくおもしろいです！パスワード教えて頂きたいです！ (2019年10月26日 11時) (レス) id: c8b462bc3b (このIDを非表示/違反報告)
美華(プロフ) - めっちゃ面白いです！！パスワードを教えて下さい (2019年1月1日 14時) (レス) id: 6d99a75fae (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - よかったです！パスワード教えて貰いたいです！ (2018年9月16日 17時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
Mika - この続編を見たいのですがパスワードがあって見れないのでパスワードを教えて貰ってもいいですか (2018年9月10日 21時) (レス) id: a8c7d594fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん | 作成日時：2016年1月11日 1時
