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「あら、Aちゃんじゃないですかあ〜。Aちゃんもグレン中佐の所に？」
と、シノアが私の存在に気づいて話しかけてくる。
「そうだよ〜」
「相変わらずグレン中佐のこと大好きですね」
「なんでそうなったの！？」
「そうじゃないんですか？」
いやグレンのことは大好きだけど…。
「Aはグレンと恋人同士だろ？」
「え！グレン中佐とAさんが！？」
なんて与一くんが目を開いて私を見てくる。
あれ、優ちゃん私とグレンが別れた事知らないのか。まあそんなことグレンがいちいち言うことでもないしなあ。
「グレン中佐とAちゃんが恋人同士だったそんな時期もありましたねぇ」
と、シノアが独り言のように言い放った。それに違和感を覚えた優ちゃんは「そんな時期？あれ？付き合ってないのか？」と困惑している。
「別れたんだよ私とグレン。まさか優ちゃんがまだ知らなかったなんて驚いたよ」
「そうなのか！？お前らあんなに仲良かったのに！」
「はは、今でも仲はいいけどね」
「ん？ならなんでだ？」
恋に無頓着な優ちゃんにはこういったことはあまり分からないんだろうなあ。そういう所も可愛いんだから。
「こら優くんあんまりそういうのは
「そうなのか？」
「そうそう、そういうのは色々と…」
端っこの方で与一くんがそんなふうに優ちゃんを咎めている。はは、グレンと別れたことについては複雑ではないし大丈夫なんだけどなあ。
「ま、それは置いておいて、今日からなんですね」
と話をしている与一くんと優ちゃんにシノアが投げかけた。
「はい、そうなんです！今日から僕ら吸血鬼殲滅部隊──月鬼ノ組に入るための研修教室に……！！」
それに優ちゃんが研修なんて要らない、実戦投入しろとかあーだこーだとギャーギャーと愚痴っているのに対しシノアが
「なら優さんは制服なしで戦場へどうぞ」
の答えに
「ほとんど全裸じゃねえか！！」
と優ちゃんのナイス、キッレキッレ、ツッコミが入った。
「さあもう行きますよ研修教室に案内します」
からのシノアの華麗なるスルースキルに私は笑いを堪えるしかなかった
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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ミルクティー(プロフ) - この作品がとても面白くて次の小説を読みたいのですがパスワードを教えていただけますか？ (2022年6月23日 16時) (
レス) id: 1ac3cc10b0 (このIDを非表示/違反報告)
もも - すごくおもしろいです！パスワード教えて頂きたいです！ (2019年10月26日 11時) (レス) id: c8b462bc3b (このIDを非表示/違反報告)
美華(プロフ) - めっちゃ面白いです！！パスワードを教えて下さい (2019年1月1日 14時) (レス) id: 6d99a75fae (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - よかったです！パスワード教えて貰いたいです！ (2018年9月16日 17時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
Mika - この続編を見たいのですがパスワードがあって見れないのでパスワードを教えて貰ってもいいですか (2018年9月10日 21時) (レス) id: a8c7d594fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん | 作成日時：2016年1月11日 1時
