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「どうしたのこの頬」
グレンの教室に向かう途中優ちゃんといろんな話をし終わった時、優ちゃんの頬に傷跡がある事に気づいた。心配になり頬を触ると少し痛がる素振りを見せる優ちゃん。
「あー…これか。電柱にぶつかった」
「で、電柱？」
「ああ、それもすっげー目つきの悪ぃ電柱」
電柱に目なんてあるの…？よく分からないけどとにかく電柱にぶつかったってことでいいのかな？
「そういえば優ちゃん、これからグレンの教室に行くんだよね？私も行くから一緒に行かない？」
「このあとシノアと与一も合流するけどいいか？」
「大丈夫だよ！」
「そういえばA、シノアと与一のこと知ってるんだな」
「シノアはよく関わるからね。それに与一くんは顔は知らなかったけど名前だけなら知っていたよ」
本当のこと言うと与一くんの顔は知っていたけどね。けれどその事を言っちゃうと、かえって優ちゃんが混乱するだけだしそれに知らなくていいことも知ってしまうからね。だからこのことは秘密。
そうして私と優ちゃんの二人は少し早足でシノアと与一くんが既にいるはずであろう集合場所に向かって行った。
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「与一くん、こんにちは」
優ちゃんが待ち合わせしていた集合場所に行くとやはり既に与一くんが来ていて喋りかけにいった。
「えっとこの前第一渋谷高校にいた…」
「ふふ、あの時の与一くん優ちゃんを気絶させちゃって凄く慌ててたね」
「百夜くん死んじゃうかと思って……」
申し訳なさそうに頭を搔いた与一くんは苦笑いを零した。救急車呼んでーー、なんて必死に叫んでいたからなあ。
それから与一くんが優ちゃんの顔に傷があるのに気づいて話をしているとどこからか声が聞こえた
「遅かったですね」
見ると特徴的な濃紺な紫色の髪をしたシノアがいてこちらに歩み寄ってくる。相変わらず姉譲りの美少女だ。
「んあ？なんだシノアか…」
「あら」
なんてシノアが優ちゃんの顔をまじまじと見て
「その顔……つまりまた謹慎に……」
「喧嘩してませーん。僕してませーん」
ふざけた口調で両手を上げる優ちゃん。優ちゃん本当に電柱にぶつかったのなら謹慎じゃないよね？まあ優ちゃんの監視官はシノアだからグレンにどう報告するかが問題だけど…大丈夫だろう。
「はは、まあいいんですけどね」
あ、いいのか。すごい適当だね。
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ミルクティー(プロフ) - この作品がとても面白くて次の小説を読みたいのですがパスワードを教えていただけますか？ (2022年6月23日 16時) (
レス) id: 1ac3cc10b0 (このIDを非表示/違反報告)
もも - すごくおもしろいです！パスワード教えて頂きたいです！ (2019年10月26日 11時) (レス) id: c8b462bc3b (このIDを非表示/違反報告)
美華(プロフ) - めっちゃ面白いです！！パスワードを教えて下さい (2019年1月1日 14時) (レス) id: 6d99a75fae (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - よかったです！パスワード教えて貰いたいです！ (2018年9月16日 17時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
Mika - この続編を見たいのですがパスワードがあって見れないのでパスワードを教えて貰ってもいいですか (2018年9月10日 21時) (レス) id: a8c7d594fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん | 作成日時：2016年1月11日 1時
