身長差5cmのイタズラ(期間限定公開おまけ) ページ7
(2年の冬、保健室で)
1年の頃入ってきて速攻望のお気に入りになった保健室
2ヶ月前に怪我をして部活に参加出来ない望は、今日もまた放課後の保健室に入り浸っている
怪我は治りかけでリハビリに入ったとこだと言っていた望は元気を持て余しすぎて何かを見つけては俺に絡み散らかしている。
桃「なぁなぁ濱ちゃん、身長何センチなん？」
唐突ににやにやしながら聞いてきた
この顔をする時は大抵なにか企んでいるときだが、今回は全く想像がつかん
だから一応真面目に答えてみる
紫「177やけど、急にどうしたん？」
桃「へー、俺との差5cmちょっとかー
ちょうどいいやん」
急に立ち上がって俺の方にゆっくりと近づいてくる
5cm差とはいえ、体格もまぁいいわけである望は迫力がある
迫力に負けて後ずさる
壁まで来てしまい身動きが取れなくなる
それでも近づくのを辞めない
なにかされるのかと思い目をつぶる
トン
耳の横で何かが壁に押し付けられた音がし、恐る恐る目を開けると
綺麗な顔をしたイケメン望がドアップで映し出される
紫「へっ？ちょい！の、のんすけ？近いって」
表情ひとつ変えず顔をさらに近づけられる
この流れはもう、あれをされるにきまってる
何故か覚悟を決め、もう1回目をキュッとつぶり、待つ
でもいくら待っても何も起きない
桃「プハッ(笑)濱ちゃんなに待っとんねん(笑)」
驚いて目を開けるともう望は離れていて、オレの方見て爆笑している
紫「はぁ？！なんやねん！！心臓止まるかと思ったやん！んもぉーーー！」
桃「いやーごめんごめん(笑)
壁ドンやって見たかったんよ1回」
紫「なんで俺やねん！
彼女にやれや！」
桃「えー俺おらんもん」
紫「やからって、なんで俺やねん！」
桃「んー？何となく？暇やったし
なに？期待しとったん？(笑)」
紫「なっ！ち、ちゃうし！びっくりしただけやし！」
ちょっと期待した自分もいただなんて知られたらもうおわりや
このことに気づいてるのか気づいてないのかは分からんがにやにやし続ける望といつものように、やいやい言い合いをする
あぁー！望に弱味握られてもうた
怖いわー(笑)
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作者名：ko.ko. | 作成日時：2022年8月22日 18時
