4・始まりの場所 ページ5
封筒から結果を取り出し、テーブルに置く。
『よし』
自分なら当然合格。と言い聞かせ、スイッチを押す
「HEY！リスナー！！お前には特別、俺が投影されたぜ！」
『は』
「まさかあん時のボーイがなぁー！！」
「驚いたぜ！」と両腕をブンブン振ってる様は、子供が興奮しながら自分の武勇伝を母親に語っているようで、まるで大人に見えなかった。
え、ちょっと待って
『なんで、ここ、この人なのさ！？』
たしかに！悪くないけど！なんでだよ！
落ちるのか！？記念か！！また来年〜…的な感じ！？嘘でしょ！！？
「おっと！雑談はここまで、時間がなくなっちまう！」
『……』
「結果発表だ！リスナー！
…筆記テストの方はなんとか合格ラインのギリギリ」
顔が引き締まる、筆記は合格ギリギリ…
じゃあ、実技は……？
「実技試験、37P」
『え、』
嘘でしょ…ポイントはもっと稼げれたはずなのに。この、ポイント数で……合格は、
ほぼ、不可能
「と、まぁこのままじゃバイバイするポイント数だった、が！！この試験はヒーローとしての本質を見ることが大前提！！」
「"レスキューP"！！」
『れす、きゅーぽいんと…？』
「矢守豹也！！レスキューP！合計30P！」
椅子から立ち上がり、画面を良く見るため、床に座る。絨毯もなにも敷いていない床は冷たくて嫌いなのに、この瞬間は、なんとも思わない
「２つを合計して67P！！」
「カモン！ブラックパンサー！！」
「ここがお前の……」
「スタートラインだ！！！」
『……！！』
画面が消える。
さっきまであんなにうるさいと思ってたのに、今は嫌なほど静かで落ち着かない。
しかも今は、まるで身体中の血液が踊ってるように熱い
"プレゼントマイク"
俺がすっごい大好きな、憧れのヒーロー
その人に、近付ける……！！
『こんなに、野山を駆け出したいと思ったのは、久しぶりだよ……でも』
雄英が、俺のスタートラインなら
俺をそこに立たせてくれたのは間違いなく
ヒーロー、プレゼントマイクだ
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沙夜 - うん、いいね。ごちそうさまです◎∀◎作者様のペースで更新頑張って下さい^^ (2018年10月18日 20時) (
レス) id: d368da7762 (このIDを非表示/違反報告)
雲針鼠 - オールマイトは俺じゃなく私だから… (2018年4月10日 23時) (レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる | 作成日時：2018年2月28日 7時
