13・軽い中身 ページ14
、
『雄英……さいこう……』
この時間は俺にとって、至高の時間。
後ろにセットしてある光り輝く金髪。
説明する度にピコピコとアンテナのように動く指先。
いつもと違い、少し声のトーンが低いがそこがまた新鮮で、サングラスから時折見える瞳は、綺麗な色。
それを間近で見てる今の俺を、動物に例えたらきっと、いや絶対
『ヒーロー科で、良かった……!!』
マタタビを得た飼い猫だ
お弁当を食べながら午前中にあったプレゼントマイクの授業に熱い溜め息を吐く。
教室の電気は消して、薄暗く、人はいない。
ボッチ飯……いやいや、みんな食堂のご飯が食べたかっただけだろ？知ってる。
このクラスは賑やかなので、一人の教室は静かだ。だからプレゼントマイクの授業に浸れる。
高校に入るまではリスナーの一人だから静かな時の声、あんまり聞いたことなかったけどやっぱり良い声だった。
ぽーっとしているうちに、手作り弁当は空になってしまった。
ちょっと食べたりないと思いながら弁当箱を片付け様とした瞬間、教室の扉が開き、そちらに目を向ける。
「あ？見んな天パ」
？？
『バクゴウくん。それはない』
「あ"？」
なんで睨まれたの…俺……。
そんな反抗期なバクゴウくん。彼は凄い能力の持ち主である。個性かっこいい
俺は個人的にバクゴウくんすっごい気になってたからなぁ……これをきっかけに少しお近づきになりたい。
『ねぇバクゴウくん。バクゴウくん』
「んだよ」
『ご飯食堂だった？美味しかった？』
「…」
返事がない。無視か？と思っていたらバクゴウくんは俺の机の上にある放置された弁当箱を見ていたみたいだ
ﾁﾗﾘ…と目をこちらに向けたバクゴウくんは口を開き、一言
「まずはテメーの食った空、片付けろや」
『へ？』
俺、両親以外に初めてそんな事言われたよ。しかも、片付けたら話し相手になってくれるってこと？バクゴウくんってそんなキャラ？違くない？……まぁいっか。とりあえず
『ママかな？』
「ぶっ殺す」
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沙夜 - うん、いいね。ごちそうさまです◎∀◎作者様のペースで更新頑張って下さい^^ (2018年10月18日 20時) (
レス) id: d368da7762 (このIDを非表示/違反報告)
雲針鼠 - オールマイトは俺じゃなく私だから… (2018年4月10日 23時) (レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる | 作成日時：2018年2月28日 7時
