【Fischer's】だいすきです。 (ページ6)

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5.期待ページ6

Aside

文化祭まで後１日、皆は楽しそうに準備をしていた。

茜｢ねぇ、Aー！文化祭一緒に回ろ！｣

『いいよ！……あ、ンダホと行けば？いい感じでしょ？』

茜｢え、ん、ンダホと？/聞いてみる……Aはシルクと行きなよ！｣

『無理だよ(笑)あっちは彼女とか居るだろうし』

茜は口を尖らせてむー……と言った。私だってシルクと回りたいけど……

少し心を傷めながらペンキを塗る手を進めた。

『はぁ……』

ため息をついたら頬に冷たいものが触れた。

『わっ！？』

シ｢(笑)お疲れ、これ飲めよ｣

『あ、ありがと……/』

シ｢おう、あ、文化祭だけどさ一緒にまわんね？ダホは茜と回るだろうし(笑)｣

『えっ、いいの……？彼女とか……』

シ｢全然いいし、俺彼女いないけど？(笑)｣

『そうなんだ……！じゃあ、お願いします……(笑)』

シ｢うぃ(笑)じゃ、頑張れよー｣

そう言って頭を撫でて友達の方へ行ってしまった。ホント反則

期待しちゃうよ。

茜｢みーちゃったーみーちゃったー！｣

『あ、茜ー。嬉しさで心臓取れそう』←

茜｢やっぱ両思いだよ！ちょっとは期待してもいいと思うよ？｣

『うーん……違かった時辛いじゃん？』

茜｢そーお？まぁ良かったじゃん！でも、ンダホと私が回るってこと言ってないよ？｣

『え？そうなんだ』

茜｢もー、わかってないな！シルクはAと回りたいから私達を回るってことにしたんだよ！｣

『いやいやいや！そんなんじゃないって』

茜｢そうだよ絶対！｣

『そ、そうかなぁ？』

ねぇシルク、少し期待してもいいかな……？

恥ずかしさを紛らわすようにシルクに貰ったジュースを流し込んだ。