#7 冷静になれば ページ7
『ん……』
あれ、私大雅の腕で寝てる……
そういえば……寝る前、大雅に抱きしめられて……
やばい、熱が上がってきた。
「ん、おはよ。A」
『おはよ、あ、あの寝る前はごめんね?/』
大雅の顔がじわじわ赤くなる
「大丈夫、/あ、体調はどう?」
『少し良くなったよ、まだ夜ご飯食べてないでしょ?食べてきていいよ』
少し悩むと
「Aを1人にしたくないから……ここで食べようかな」
『大雅…大丈夫だよ!もう立てるくらいになったし』
「ほんと?じゃあご飯持ってくるからなんかあったらすぐ呼んでね?」
……視線を感じる
『何、お兄ちゃん』
「ツキアッテルノ」
『付き合ってない』
そう……と言って帰って行った。
もし付き合っていたら私はどうなっていたのか。
……嫌、考えるのはやめよう。
『あー、おいし…』
さすがにお皿下げるのは自分でやろう
『ごちそうさま』
「A!大丈夫なの?」
あっつ!熱の私より体温高いんじゃないかってくらい暑い
『大丈夫だから。離れて欲しいなぁ!』
「Aお風呂入れそう?」
お風呂はきついかも……
「じゃあタオルで拭くだけにする?背中だけ拭くよ」
『そうしよっかな』
「俺がやろっか??大雅ばっかにやらせてるし!!!」
こやつ……
『大丈夫、大雅にお願いするから!』
・
『あー……ひんやりしててきもちい……』
「よかった、/」
心臓どくどくしてるのバレてないかな。
そう思うとさらに心拍数が上がる
「A、心臓どくどくしてるね」
『っ!熱だからかな?』
「悪化しちゃった?」
耳元で囁くのはやばいっ……
いつもは照れてばっかの大雅もこういう時はすぐ男の顔をする。
あー…好きが募ってく
「前は拭かなくて大丈夫?」
『結構です!!』
「はいはい(笑)じゃあ俺はもう戻るね」
たまに変態なんだよなー……(笑)
全身を拭けたし、早く寝よ。
『おやすみー』
「あ、おやすみ!明日の朝ごはんは俺が作っとくから、ゆっくりしててね」
『ありがとぉ……ほんとに助かってる』
思わず勢いでハグをしてしまった。
私の悪いところだ……
「いいのいいの。また心拍数あがっちゃうよ?早く寝な?」
ニヤリと笑って頭を撫でる。
『ドS……!/』
・
『んー……』
朝起きると頭痛もほぼ無くなり治っていた
あれ?
「頭痛い……」
あ、お兄ちゃん……(笑)
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作者名:とっぽ | 作成日時:2018年9月18日 22時