自称サンドバッグ屋 vol２ (ページ30)

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素直ページ30

あの後見事に先生に叱られた

勝手に出ていくなと。

つまらねぇ授業するからだぞー←

ni「はぁ………。午前の授業はこれにて終了だ。午後の授業で旅行について説明会かあるから昼休みに先に体育館に行ってろ」

めっちゃ他人任せじゃないっすか

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

mb「気を付け。礼」

全員が頭を下げ一気に賑やかになる

『さっきから何書いてんのモブ』

授業中にノートではないものにずっとペンを動かしていた

mb「俺今日日直。日直日誌書かんと」

『それ授業中やることか』

mb「だって書くこと多いんだもん。てか俺今日ボッチ飯だわ」

『はい、ざまー』

mb「おめぇ、ちょっとは慈悲を持てよ」

とりあえずモブはほっといて食堂へ走る

天やぴくとが先に待ってるって言ってたから早くしねぇと

〈食堂〉
走って食堂へ着くと生徒会共が居た

アレは無視だな

そう思いキョロキョロと目を動かして天たちを探す

だが一向に見つかる気配はない

嘘だろ？？？？

まさかと思って生徒会共を見る

するとなんということでしょう

天たちは囲まれてるではありませんか〜

ウン帰ろっかな

そのまま棒立ちしてたらアノ中から一人こっちに気が付いたようでこっちに近付いてくる

kn「やっと来た。早くおいで？」

優しく微笑みながら、手を伸ばしてくるきんときさん

女「「「ｷｬｰｰｰｰｰ!!!!!」」」

周りから一気に黄色い声が上がる

そうだこれ。一応恋愛的な小説だっけ←

まぁ顔面も振りもイケメンなのは分かる

だがそんな2オクターヴくらい高い声はやめてやれ

一瞬顔顰めとるから

『手を取ったら何しますか？』

kn「うぇ？んー……。じゃあ君が望むことしてあげる」

『望むもの………。じゃあちゃんとあの女子らにうるせぇって言ってきて下さい』

kn「それ君が思ってることじゃないの」

『はい』

kn「素直」

とりあえずきんときさんの手を取ってうちが先にリードする

kn「!?」

きんときさんも自分が引っ張られるなんて思ってもないらしく驚いた様子だ

『素直に引っ張られれば？』

そういうとちょっと素直になり、着いてくる

食堂で踊るなんてことはしないけどな

そしたらきんときさんはおもったより楽しかったようで笑顔だった

綺麗な顔してんなー

変なこと考えたらきんさんが転びそうになった

『ｵｫ』

反射で手を伸ばしギリ支えられた

うん。支えられた

支えられたのは良いんだが

kn「ぅ…ぁ……」

『……ｽｩｰｰｰｰｰｰ』

背中に手をまわして支えてるから顔と顔の距離が近い

さぁ、これをどうしようか(遠い目)