自称サンドバッグ屋 vol２ (ページ25)

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優先ページ25

bs「じゃあ、君が全部責任取ってくれる？」

責任???なんやそれ

bs「っと。その前に一年君たちを出してあげよう」

ｽﾞﾙｯ

大将がクローゼットに手を伸ばしショッピ君たちを出す

そんな狭いとこ居たの君たち

ci「ｯ……。ショッ…ピ…？ｯ！？ぺいんとさん!!!サンドバッグ!!!」

相変わらずそのサンドバッグ呼びは変わんないすね

別に良いんだけどね慣れてるから

ci「起きろやショッピ!!!」

shp「ｯ………」

中々起きない様子

気絶かな？？？

『だいじょーぶ？』

pe「この状況見て言えるものじゃないでしょ」

bs「いいねぇ、君たち。この雰囲気嫌いじゃないよ」

いつの間にかうちの目の前に来て縄を解いてる

あ。やった自由ダー

bs「さて。説明してあげるよ」ｸﾞｲｯ

大将は手を引いて顔面と顔面を近づける

？「ｸﾞﾙﾙﾙﾙﾙﾙ」

すると後ろから人間の声ではない声が聞こえてくる

『……それは？』

大将の後ろに目をやると禍々しい化け物が居た

bs「僕のペットさ。可愛いだろ？」

『凄い独特な趣味をお持ちですね』

bs「この子、お腹が空いてるんだよ。主食が肉なんだけど最近はちょっと人肉にハマっちゃったらしく」

『誰か食わせようと。なんてもの食わせてるんよ』

bs「最初はボコッてた奴が死んじゃった時に証拠隠滅の為に食べさせたらこうなっちゃった☆」

『なっちゃった☆じゃないんだよ』

普通に犯罪犯してますやん

よく捕まんないすね

bs「でぇ。生きの良い奴を食わせてやりたいなぁって思って君たちを連れてきたんだけど」

ci「ｯ…!!!」

チーノくんはすでに涙目になりながら眠ってるショッピ君を守るように庇う

ぺいんとは下を見ながら考え事をしているようだ

pe「俺が……なろうか…？」

やっぱりぺいんとも怖いのだろう。声が震えている

『いや。いいよ。うち食べられてくるわ。もてかもう縄解かれてんだからほぼうち確定やろ』

サラはちゃんとするようになったんだから多分サンドバッグとして役目はもうすぐ無くなるんじゃないかな

そしたら用済みだね!!!

pe「で…も。なにか方法が…!!」

『ぺいんと。一度に2つの事を取っちゃ駄目だぜ。今は自分の命を優先に』

pe「ｯ…！」

bs「いやはや。泣ける話だねぇ。………さて、決まったかい？」

『うるせ。うちになったからこいつら開放してくんね？』

bs「人生最後の頼みというものか。良いだろう。お前ら」

奥から人が出てぺいんと達を開放した

pe「ｯ生きてて!!」

ぺいんとが最後に叫ぶ

『分かったぁー』

それにうちは手を振って応える