自称サンドバッグ屋

笑み ページ10

『ｯ……あ？？』

ここどこ〜〜？？

gr「目が覚めたか」

『いや、まだ眠いですね』

gr「…そうか」

tn「なんで押されとんねん？！」

『……私捕まえてどうするんですかーー』

gr「サンドバッグ屋はサンドバッグらしく。それがお前だろう？」

『……そうですね。うちは元犯罪者。サンドバッグとして受けるのが一番いいでしょう』

ｽｸｯ

『どうぞ？サンドバッグとして、お使いください』

ﾆｺｯ

〈ぴくとside〉

彼女は気味の悪い笑みを浮かべ手を広げる

zm「…じゃあやってやるよ」

ｶﾞｯ

ﾄﾞｶﾞｯ

それに続いて皆も続く

僕はただ、彼女が傷付けられてる所をじっと見ていた

彼女は声を上げはしない

僕以外に見てるとしたらグルッペンさんとティアラさんしか居ない

グルッペンさんは真顔だがティアラさんはうっすらと笑みを浮かべている

皆はティアラさんの事気付いてないらしい

あんなに優しい人なのになんで笑みなんか…

そんな事考えてたらチャイムが鳴った

zm「もうこんな時間か、今日は終わりや、じゃあな。サンドバッグ」

『じゃあね〜…』

全身傷だらけの癖に笑ってる

可笑しいんじゃないのか…？

全員が帰った

でも僕はずっとAを見ていた

『それと…、君はいつ帰る気だい？ぴくとさん』

pk「貴方、なんで傷だらけの癖になんでそんなに笑顔でいられるんですか」

『………え。まぁそれが仕事だからな』

pk「痛くないんですか？」

『そりゃ痛いよ。これ見てみ？？めっちゃ青痣付いてるんだけど？？』

いや、なんでそんないつも通りにできるんだろうか

『さて、授業戻ろうかな。それじゃあね？ぴくとさん』

pk「あ、ｯ…！」

ｶﾞｼｯ

『痛い痛い痛い痛い痛い痛い』

pk「あ、嫌。ご、ごめ…」

『いや、大丈夫だけど』

pk「あ…、じゃあ…、付いて来て」

『え、なんでや？？』

pk「いいから」

ｸﾞｲｯ

『いやだから！！痛いんだって！！話聞けよ！！』

なんで俺、サンドバッグにこんな事してるんだろうか

説教…？？→←鬼ごっこだー（震え声）

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