船津せんせーと私。 (ページ3)

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ゆ「私、先生に恋しちゃいそー笑」

船「えぇ！マジか！笑
そりゃ、嬉しいっ笑」

なんだなんだ、あの先生は。
ちょっと生徒にイケメンやら何やら言われただけで
調子に乗ってんのか。

しかも、教師と生徒の恋愛って。

それって、禁断の恋とか言うやつじゃないの？

それを普通に受け止める船津先生は一体なんなんだ。

美「ゆりあちゃん、今年もアピールが素晴らしいね笑」

『やっぱ、私はあの子が苦手だわ』

美「 Aみたいなサバサバ女子には
ああいう女子、小悪魔にしか見えないだろうね笑」

『小悪魔じゃなくて、立派な悪魔だよ笑』

ゆりあと会話して、
顔を真っ赤にする男子も男子で嫌いだけどね。

つまり、私は船津先生が嫌いだということに
会って15分も経たずに気がつきました☆

船「そこの2人～、2回目だぞ～」

『 …あっ…はーい。』

美「どーも、すみませーん… 」

2人仲良く怒られました。

船「よしっ、じゃあ、皆自己紹介しよっか。

んーと、……じゃあ、君からね」

なんの迷いもなく、まさに適当に当てる船津先生。

まぁ、その当てられた人が私だったんだけどね。

こんなツイてないことってそうそうないと思う

皆の視線がこっちに集中してるもんだから
嫌でも立たないといけない状態で。

『 …え、あ、お、小笠原Aです。よろしくお願いします。』

軽くペコッとお辞儀をして椅子に座った。

船「えっ……。いや、…違うかっ

あっ、はいっ、じゃあ、次、君っ。」

何故か船津先生はこっちを見て驚いてきた。

1人ぶつぶつと呟いてるから余計に気になってしまう。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

全員の自己紹介が終わるとまた意味不明なトークが始まった。

男子も女子も船津先生に興味津々。

一つだけ凄いと思ったのは、
全部の質問を真剣に答えていた船津先生の対応。

学年トップのおバカちゃんの謎の質問も
(Q今日の朝ごはんは何だったか)
何ひとつ顔に出さず笑顔で答えていた。

まぁ、誰にでも優しいってことは分かった。
ずっと笑顔なところとかは見てて素敵だなって感じる。

船「あ、面倒臭いから、明日の日直は小笠原さんからでいいね？」

待って。前言撤回。

やっぱ、適当すぎるただのガリガリ先生だ。