5 ページ5
由伸ちゃんと戸締りしろよ
A子供じゃないんだからもうそれくらいやってる
A……忘れてたありがとう😜
由伸笑笑ほんまアホやな
あの人も子供っぽいところがあるのか、送ってもらった後｢今から俺がLINEしたら1分以内に返せよ｣って無理な強要をされた
いや、駄々を捏ねられたという解釈の方が正しいかもしれない
明日も仕事なのにまだ話してたいなんて思っているのも束の間、睡魔は時間が経つ事にやってくるもので気付いたら私は机に突っ伏して寝てしまっていた
……これはもうお昼をとっくに過ぎてる感じだなぁ
｢2時は最早凄いかも…わぁ、めちゃくちゃ電話かかってる、折り返さないと｣
こういう時上司が良い人で良かったと再確認させられる
遅刻ぐらい社会経験のうちの一つよ、と励ましてくれるアットホームな職場中々ないんじゃないかな
保育士には珍しく、人手が足りすぎている職場だからこその余裕なのかもしれない
｢このままダラダラしてるのも暇だから今日も京セラ行っちゃおう｣
確か先発は由伸くんだったはず、つくづく何か縁があるなぁなんて思いながら身支度をする為にドレッサーに向かいコテで髪を巻いていく
よし、ビックリさせたいから全身由伸スタイルで参戦するしかないね
｢わー早く着きすぎちゃったかな？｣
いくら由伸くんが登板と言えど平日の4時は流石に人少ないか
内野指定席に座るともう既に野手陣はバッティング練習、今日登板予定の由伸くん達はきっとバッテリーで調整している
｢なんか福也昨日から機嫌いいな、久しぶりに勝ち星付けられたからか？｣
｢まぁそれもあるけど1番見てもらいたい人にかっこいい所見せられたからかな｣
｢うわぁ…お前も大概恥ずかしい位にキザやんな、一途なのはいいと思うけどそろそろ行動起こすべきなんちゃうか｣
｢うーん、それは分かってるけどタイミングってやつがないじゃん？｣
聞こえてしまった、ベンチで会話をしているから姿は見えないけど声からして福也先輩とラオウさんの会話
この内容で分かった事はただ1つ
福也先輩には好意を寄せてる相手がいること
色恋沙汰のなかった福也先輩にようやく春が…！
推しの恋は見守ってあげるのが正しい行いだよね
1人でウンウンと頷いていると、ばっちりと福也先輩と目が合った。その瞬間、何だか苦しそうな表情を浮かべていた理由が私にはまだ分からなかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 437人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
がぎ - 更新たのしみにしてます… ·͜·♡ (6月13日 21時) (
レス) @page17 id: e5c212d885 (このIDを非表示/違反報告)
塩漬け。(プロフ) - コメントありがとうございます!!当方学生でして毎日更新との形は少し難しいかもしれませんが書ける時に沢山書きますのでよろしくお願いします〜!! (5月19日 19時) (レス) id: b7a2b42f32 (このIDを非表示/違反報告)
namana(プロフ) - 続きが気になり過ぎま〜す(^o^)楽しみにしてます！更新頑張ってください！！ (5月19日 11時) (レス) @page8 id: d093819d6e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：塩漬け。 | 作成日時：2023年5月16日 17時
