31 兄弟の盃 ページ32
エースの言葉に思わず振り返る私。
まさか、今あの名シーンが目の前で見れるのか。
と思い内心ワクワクしている私をエースが呼ぶ。
「何やってんだよ、Aも来いよ」
.
.
ん?
「オイ、早くっ」
エースの声が私の意識を現実に戻した。
え、ちょっと待って。何。
まさか私も盃を交わすのに参加とか…
「盃交わすから早く来い」
あ、そういう感じですか。
エースの言葉を聞いている他の二人もさも当然かのような顔。
待って、これって原作ぶっ壊すパティーン?
私があたふたしながら切り株に向かっている間、エースは盃を四人分用意している。
あぁ、これ終わったわ。
3人だからこそ、というところもあったのに。
私もそこに加わるとなると...
まず第一に、その兄弟になるほどの何かが私にはない気がする。
嬉しいのと自信が無いのとで思わず溜息が溢れそうになったとき エースが例の会話を始める。
「なァ、知ってるか?盃を交わすと兄弟になれるんだ」
原作通り。
「兄弟〜!?本当かよー!!」
ここでサボが喋んないから、始めは二人兄弟って思われてたんだよね。
「海賊になる時同じ船の仲間にはなれねェかもしれねェけど、俺たち四人の絆は兄弟としてつなぐ!!
どこで何をやろうとこの絆は切れねェ!!」
いいな、この言葉。
「これで俺たちは今日から」
そこで私たち四人は顔を見合わせ、盃を近づける。
「兄弟だ!!」
私はこれから恐ろしい現実が何度も襲う未来を知っている。
ここまで来たなら、未来を変えよう。
兄弟で居られるように。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 911人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ドクロ - 続きがめっちゃ楽しみです!無理しない程度に頑張ってください〜 (2019年4月12日 18時) (
レス) id: 5390b171c6 (このIDを非表示/違反報告)
sky*(プロフ) - 麻婆豆腐さん» ありがとうございます!!嬉しいのでまた更新してしますね（笑） (2017年2月6日 20時) (レス) id: a7aa369532 (このIDを非表示/違反報告)
麻婆豆腐 - こんにちはっ！えっと笑とっても面白いです！(*^^*)えっとですね...すいません笑すっごい面白くて、毎回更新楽しみにしています！頑張ってください、応援してます(*^^*) (2017年2月6日 19時) (レス) id: f1cc6d637c (このIDを非表示/違反報告)
もっぷ(プロフ) - 飴玉さん» ありがとうございます!!凄く嬉しいです。頑張ります!! (2016年12月27日 17時) (レス) id: a7aa369532 (このIDを非表示/違反報告)
飴玉(プロフ) - とても面白いです！原作通り進むからすっごくハマってしまいました！(o´艸`)更新頑張ってくださいね！応援してます|ω･) (2016年12月27日 11時) (レス) id: 2ec0bdd363 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なも | 作成日時：2016年9月7日 18時
