え、かわいい。しんどい。【ハイキュー】【青葉城西】

しんどい １７％ ページ19

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気がつくとコンビニに到着していたので各自好きなものを買う。" 新シュークリーム " の文字を見た途端に速攻で確保しに行った花巻くんにかわいさを感じたけれど、ぐっと堪えた私を誰か褒めて欲しい。


ミルクたっぷりと書かれたコーヒーを自分で買おうとすると、横から現れた影にそれを阻止された。

驚いてゆっくり目だけ動かして姿を確認する。

すると、目に入ったのはイケメンの彫刻。じゃなかった及川さんの横顔で。





「へぃっ..,」




へいとか言っちゃった恥ずか死ぬ埋まりたい。不意打ちのイケメンパワーに語彙力が0になってしまった私は、突然奇声を発するという暴挙に出てしまった。




「それ、お祝いに買ってあげる」




そう言った及川さんに「お祝いとは...？」と聞くと盛大な溜息をつかれた。何故だ。

再度口を開こうとした及川さんにかぶせるように、「入部祝いだよそれ。しょぼくてごめんなー」と花巻くんから声がかかった。




「ちょ、いいとこ被せないでよ！ってかしょぼいって何！？買うの及川さんだよ！？」




花巻くんのセリフに文句たらたらの及川さん。しばらくして我に帰ったのか 真剣そうな目つきで私に向き直った。





「まぁ、そういうことだから」

「いやどういうことだよ」

「まっつんは黙っててくれるかな！？」




そこで こほん、と軽く咳払いをして





「入部ってことで、これからから引退までよろしくね」




素晴らしい言葉を発してくれた。
テンパる私を見て笑う皆んなに照れながらも、これからの事を考えて胸が躍る帰り道だった。

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