しんどい １３％ ページ15
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声をかけると齋藤ちゃんはこちらに向き直って口を開いた。
「ごめんなさい、実は及川さんがいることに途中から気づいてて...止めてくれるとわかって挑発しちゃいました」
そう言って反省の色を見せる彼女。
あんなことを聞かされてしまったら信用するしか無い。そういう意味を込めて俺も今まで思っていたことを話すことにした。
「実はさ、齋藤ちゃんが及川さん狙いでマネになったと思ってたんだけど...」
「ですよね」
「え、」
せっかく意を決して話したのに平然と「そうだろうと思ってました」と言って見せる目の前のマネージャー。さっきの一件といい、実は相当肝が座ってると思う。
「あきらかに信用されて無い感じでしたし...まあ会って2、3日なので仕方ないですけどね」
続けてそう言った姿はとても凛々しい。ふわふわとしたように見える容姿とは正反対の性格である。
でも仕事をしてくれて、俺以外の努力も感じているとしても " 俺のファン " という肩書きがあることには変わりない。いつかきっと部を乱す。
そう思った俺の心を読むかのように「でも私、別に及川さんのファンじゃ無いですよ？」とさらっと言い放った。
始業式の放課後のことを問いかけると、
「マネージャーがいるかどうかの確認に行きました 」
という何とも見当違いなセリフが。彼女の友達も単なる確認に行く齋藤ちゃんの付き添いだったらしく、たしかにあれ以降一度も見かけていないな と考える。
「あの、キレるとあーなっちゃうんですけど...
それでも、マネージャー続けさせてもらえますか？」
なんて聞いてくるがもう返事なんて一つしか考えられないし、これ以上のマネージャーなんて見つからないだろう。
「そんなこと関係ないからさ、これからもよろしくね。マネージャーちゃん」
今度こそ心からの笑みを浮かべて手を差し伸べた。
〈 和解 〉
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トガちゃん!! - 私も、静岡県民！静岡弁ってあんまり知られてないよね...。同じ東部！ (2022年9月8日 18時) (
レス) @page2 id: 16abac1544 (このIDを非表示/違反報告)
sky*(プロフ) - みなさん» コメントありがとうございます！！そうなんですね、場所まで同じとは...運命を感じます笑 (2020年3月12日 0時) (レス) id: 509c9006a2 (このIDを非表示/違反報告)
sky*(プロフ) - 楓さん» 半年ほど更新していなかったにも関わらずそう言って頂けると、とても嬉しいです(^^) 次の話が書け次第2章に移るので、そちらもよろしくお願いします！ (2020年3月12日 0時) (レス) id: 509c9006a2 (このIDを非表示/違反報告)
みな - 夢主ちゃんの両親が静岡東部出身なのが私と同じでなんか感動しました…！とても面白いです！！ (2020年3月10日 12時) (レス) id: d5fad54e22 (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - 更新ありがとうございます！ずっと大好きなお話だったのでとっても嬉しかったです！！すごく続きが気になってしまいます！更新頑張って下さい！ (2020年3月9日 17時) (レス) id: 1e6480db67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なも | 作成日時：2018年12月17日 23時
