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やっぱり！とニコニコしながら私に微笑みかけるたそはこう続けた
「俺、仕事が忙しくなる前にここに何回か食べに来てて、ほら、ここのお店って店員さんが肉焼いてくれるサービスあるじゃないですか！自分で肉焼くのすごく好きだけど、1人で焼肉通い続けてると、たまーに人に焼いてもらいたくなる時があって！その時に佐伯さんがこのお店で初めて肉焼いてくれたんですよ！」
『うっそ…内田さんこの店に来られてたんですか…！？その頃は知らなかったのかな…全然記憶にないですショックすぎる…』
当時の記憶を探ってみるが、数多く対応したお客さんの中からたそがいた事は思い出せるわけ無かった。
私がたそのファンになった時期を考えると、当時はまだ顔を見てもわからなかっただろう。
「まだあんまり大きな仕事とかはもらえてない頃だったから知らないと思いますよ。まあそのちょっと後からありがたい事に色々やらせて頂けるようになってからあんまり来れなくなっちゃったんです。いやぁ…俺実は佐伯さんが焼いた肉のファンで…」
(焼いた肉のファン…？？)
物凄いパワーワードをぶつけられている気がするが、そんなことに気づく訳もなく、真剣な表情で語り始めた。
「肉の焼き加減って人それぞれ好みがあると思うんですよ、やっぱり。自分で焼くのがやっぱり1番好みでいいなって思うんですけど、それでもたまに失敗するじゃないですか！いや…佐伯さんの焼いた肉は全部俺にドストライクで…！タイプです本当に！」
『ふふっ…』
たそがあまりにも熱弁するので、つい笑いがこぼれてしまった。
『本当に…お肉が好きなんですねっふふっ…はははっ』
「か、語りすぎた…すみません！はっずかしい…」
『いえ…っ、内田さんがお肉好きなのは十二分にしっていたつもりなのですがっふふっ…』
「ま、まぁ、それで、さっき言った通り俺も忙しくなってお店に来られなくなってしまって、しばらくしてこのお店に来たら、佐伯さんは辞めていたみたいで…。あ、これ、店員さんに聞いたんですよ。いや俺なんかストーカーみたいで気持ち悪いな…」
『いやいや！別にそんなこと思ってないですよ！大丈夫です！そうなんですね、受験でここを辞めたあとだったんだと思います。』
「そしたらそしたら、しばらくしたら今度は使ってるレンタルショップに似てる人が働き始めて…雰囲気は少し変わってるけど名前は一緒だし、ってずっと気になってた次第です。」
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南 - 雄馬くんが大好きなので読んでいてとても楽しかったです！続きを楽しみにしています！ (2019年7月25日 1時) (
レス) id: 36b3eb6f5b (このIDを非表示/違反報告)
ことぴ(プロフ) - 澪さん» 澪さん、コメントありがとうございます！まさかこの小説にコメントが頂けるなんて思ってもみなかったのでとても嬉しいです！今後ともよろしくお願いします！ (2017年10月27日 0時) (レス) id: d1b7cf8df6 (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - 私も内田雄馬さん好きなので書いてくれてうれしいです！！内容も私的にはキュンキュンしました、ありがとうございます！続き楽しみにお待ちしてますね♪ (2017年10月26日 10時) (レス) id: bc7533a83c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことぴ | 作成日時：2017年10月10日 0時
