10話 ページ18
-真礼side-
「お疲れ様です〜！」
「お疲れ様で〜す！」
うちだけ。の収録が終わりスタッフさんへ挨拶をする。
雄馬はスタッフさんとまだ話があるようなので先に楽屋に戻ることにした。
「雄馬〜、姉さん先楽屋行ってるね〜」
「おっけ〜！」
(今日の収録もただひたすらに楽しかったなぁ)
楽屋の扉を開け、椅子に座る。
姉弟でこうして仕事をもらえるなんて本当に幸せ者だ。
ありがたいことに、私も雄馬も、最近色々な仕事を頂けていて、忙しい日々が続いていた。
頻繁に連絡は取っているものの、こうしてあってワイワイ話機会が依然と比べると大分減っているように感じる。
(こう考えるあたり、やっぱり可愛い可愛い弟が姉さんは大好きなんだよね)
今日の夕飯はどうするんだろう。一緒に食べて帰るか･･？と夕飯の事について考えていると、
テーブルに置いてある雄馬のスマホがピコンッと音を鳴らした。
音につられて視線を移すと、たまたま見えた携帯の画面は、LINEの通知のようだ。
その画面には、「Aちゃん 雄馬くん収録お疲れさま！」という文字。
(Aちゃん･･･？誰だろう･･･。ま、まさか！雄馬にもようやく春が！？姉さんに内緒で･･･？いやそれはおかしいおかしい)
自分に離さないのがおかしいという自分の思考のおかしさには気づかないフリをする。
そんなことよりAちゃんという心当たりのない名前が気になって仕方がない。
そうして立て続けにまたピコンと音を立て、画面が明るくなる。
「ていうか真礼さんのツノ可愛かったｗ」
(私の事！？)
突然自分の話になり、そこに突っ込んでしまう。
「姉さんお疲れ〜、夕飯どうする？」
後ろのドアから雄馬が入ってきたようだ。
「ねえ雄馬！Aちゃんって誰〜？まさかまさか雄馬の彼女だったりするのぉ〜？笑」
気になりすぎた私は、入ってきた雄馬にすぐ聞いたわけである。
ちなみにこの時の雄馬は
「えっ！？なんで姉さんAちゃんの事知ってるの！？まってまって、え、いや違うよ！？Aちゃんは彼女じゃないよ！？！なんていうか友達っていうか、そのあれだよそうだよ友達だよ！！？」
と面白い焦り具合だったので姉さんは満足である。
とりあえず夕飯でも食べながら詳しく雄馬に聞くことにしよう。
弟の焦り具合から、本当に春の予感を感じ、少しウキウキした姉さんなのであった！
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南 - 雄馬くんが大好きなので読んでいてとても楽しかったです！続きを楽しみにしています！ (2019年7月25日 1時) (
レス) id: 36b3eb6f5b (このIDを非表示/違反報告)
ことぴ(プロフ) - 澪さん» 澪さん、コメントありがとうございます！まさかこの小説にコメントが頂けるなんて思ってもみなかったのでとても嬉しいです！今後ともよろしくお願いします！ (2017年10月27日 0時) (レス) id: d1b7cf8df6 (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - 私も内田雄馬さん好きなので書いてくれてうれしいです！！内容も私的にはキュンキュンしました、ありがとうございます！続き楽しみにお待ちしてますね♪ (2017年10月26日 10時) (レス) id: bc7533a83c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことぴ | 作成日時：2017年10月10日 0時
