9話 ページ17
たそ改め、内田さん改め、雄馬くんと友達になったあの日から数週間。
私はまあ当たり前の話だが、いつも通りの生活を送っていた。
大学へ行き、友達と喋ったり、遊んだり、もちろんバイトも今まで通り。
今までと違うことといえば、日常的に雄馬くんとLINEのやり取りをするようになったことだ。
「今日のご飯は何だった？」とか、「今日、Aちゃんのバイト先行くね！返却もうすぐだった！」とか、「これから収録なんだ〜Aちゃんはこれから授業？」とか。何気ないやり取りを重ねている。
初めは、どんな風に返せばいいのか、ずっと画面とにらめっこを重ねていたが、
普段と変わりなく、ナチュラルに接してくれる雄馬くんに対して、自分も普段通りの対応をできるようになってきていた。
ちなみに、雄馬くんの数回に及ぶお願いと、重ねたやり取りの回数と時間により、雄馬くんに対しての敬語は抜けつつある。
(さて、今日の夕飯は･･･)
バイトを終え、帰宅した私は、冷蔵庫を開けた。昨日の残り物が数種類。
チラリと時計を確認する。時間もないことだし、残り物をあっためて簡単に済ましてしまおう！
そう思い、夕飯の支度を始める。
片手間にパソコンの電源をつけ、目当てのページへとアクセスし、テーブルに温めたおかずとご飯を置く。
「間に合った〜！」
あと5分。
タイミングよく部屋に通知音が鳴り響いた。
雄馬くん今から収録はじまる!いってきます!
パソコンつけて待機してます!ファイト〜!
収録前にLINEを飛ばしてきてくれたのがうれしくて少しにやけてしまう。
(いかんいかん、一人でにやけるとか気持ち悪いぞ！！！)
そんなこんなで思考をぐるぐるさせていると、ついに始まった。
パソコンの画面に映し出される男女。
「「内田姉弟がゲームするだけ、略してうちだけ〜！！」」
(本当に仲が良いなぁ･･･)
自然な二人のやりとりから仲の良さがにじみ出ていてまたニヤニヤとしてしまう。
ご飯を食べる手が時々止まってしまうほど、画面にくぎ付けになっていた。
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南 - 雄馬くんが大好きなので読んでいてとても楽しかったです！続きを楽しみにしています！ (2019年7月25日 1時) (
レス) id: 36b3eb6f5b (このIDを非表示/違反報告)
ことぴ(プロフ) - 澪さん» 澪さん、コメントありがとうございます！まさかこの小説にコメントが頂けるなんて思ってもみなかったのでとても嬉しいです！今後ともよろしくお願いします！ (2017年10月27日 0時) (レス) id: d1b7cf8df6 (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - 私も内田雄馬さん好きなので書いてくれてうれしいです！！内容も私的にはキュンキュンしました、ありがとうございます！続き楽しみにお待ちしてますね♪ (2017年10月26日 10時) (レス) id: bc7533a83c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことぴ | 作成日時：2017年10月10日 0時
