【鈍色編後日談】極秘資料�� ページ36
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解説っぽい何か
※おまけみたいなやつ
※読まなくて全然大丈夫です
※ほぼ自分語りしてます
※いつもより更に語彙力マイナス
■『鈍色』と『晴れる頃』について
『鈍色』というのは揺れる警視庁から思いついた題名です。
佐藤刑事が3年前を思い出す回想シーンって、若干、彩度が薄い絵だったと思います。
グレイッシュカラーといいますか、そんな感じの。
もろセピア調のシーンとかあったり。
初めて観た時それがすごく印象的で、同時に今はいない人(松田)に対する寂しさが表現されてるなと。
またあの話自体、佐藤刑事が"死神"に苦しむということもあり、"死の色"＝『鈍色』で思いつきました。
鈍色は日本で遥か昔に喪服として用いられた色ということで、「鈍色の世界」＝「故人を思い、寂しく、"死"がまとわりつく日常」を表現したかった感じです。
勿論、けして後ろ向きな意図はなく、『晴れる頃』はそこから抜け出す意味を込めています。
藤宮さんの場合は悲惨な前世の最期だったり、真江のことだったり、原作の爆処だったりと、ずっと色んな"死"がまとわりついていたけど、様々な困難を乗り越えて、今回ようやく『鈍色』から解放されました。
"死"の反対はやはり"生"だなと思ったので、人との出会いだったり、感情だったり欲望だったり、空っぽだった人間が"生きている人の特権"を知って成長していく、みたいな話を書きたかったというかなんというか。
…とかまぁ真面目に書いてますけど、結局K組が書きたかったというのが1番です。
純粋に皆様が物語を楽しんでいただけたなら光栄ですし、その他の設定や彼らの心情などの解釈は、皆様のご想像にお任せいたします(拙い文で本当に恐縮ですが)。
このネタ自体、映画館にてハロ嫁参列のエンディング時に「あ、書こ」ってなった唐突なものなので笑
あの主題歌って完全に降谷零の歌詞だなって思ってるんですけど、そこにリスペクトは置きつつ、少しでも意識した物語ができたらなと思いながら書いてました(あくまで個人の解釈になっております)。
ちなみにネタが思いついた時のエンドロール中に飲んだドリンクは当然味が薄かったです。
氷が溶けきってほぼ水でした。
多分、次回の映画も同じ感じになります(いや何の話)。
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作者名：七草 | 作成日時：2022年10月31日 21時
