【名探偵コナン】鈍色が晴れる頃_番外編 (ページ35)

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【鈍色編後日談】極秘資料② ページ35

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形にできなかった設定諸々
※おまけみたいなやつ
※読まなくて全然大丈夫です
※見すぎた幻覚の残骸
※いつもより更に語彙力マイナス

■氷室雄人
典型的なサイコパス。
幼少期に放火魔によって家が火事に遭う。
行動ひとつで人の不幸は簡単に左右されることに魅了され、クラスメイトに同様の犯行をした結果、非日常の解放感に取り憑かれると共に、狂った思考回路が形成された。
自称"怪物"として日々を過ごし、真江を殺害したことで歪な性格はどんどん悪化。
Aとの出会いは運命的なものと捉えており、奴にとって憎悪は最も純粋な恋愛。
激しい執着に喜びを感じ、少なからずそういった感情をAに抱いていた。
本性は他人からの無関心を恐れる臆病な性格で、必死に隠していた内側は降谷によって暴かれ、絶望した。
(作中、とにかく理解されないような思考にさせなければと思っていたのでマジでコイツの扱い大変だった。。)

■森本真江
今回のキーパーソン。
性格は松田と酷似しており、熱いハートの持ち主。
Aが前世から憧れていた存在(松田)に似ていることに加え、同じ女性というところから、Aが真江に惹かれたのは必然だったのかもしれない。
あの日に刺された真の原因は、好奇心に駆られた氷室の笑顔に恐怖し怯んだため。
狂人に出会ったことのなかった彼女にとっては仕方のないことだった。
一瞬の判断で命を落とした後悔の念は計り知れないものだったが、Aや松田たちが因縁に終止符を打ったことは慰めくらいにはなったはず。

■藤宮さんと英雄
前世の死、警察学校時代まで抱えていた真江の死、"作品"における11月7日の彼らの死、手首爆弾をつけられた自分の死など、様々な死からやってきていたのは孤独への恐怖。
藤宮さんが告白の返事を先延ばしにしたのは、隣に立つには器が小さすぎるという自分を認められなかっただけでなく、死の恐れを捨てきれなかったから。
そうやって自分を取り巻く多くの死に怯えていたが、そのひとつひとつの最後には常に松田の存在があった。
彼を"英雄"と呼んだのは"作品"の勇姿はもちろん、自分にとってのヒーローの意味も込められている。
2年間の失踪の中で、松田が憧れという型だけにははめられない存在になっていたことに気づき、卒業のあの日と同じ青い空の下で、ようやく答えることができた。

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