平野くんが苦手です . (ページ13)

今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:319,849 hit

＊ 13 ＊ページ13

.

「どーよ、新しいクラスは」

「いつの間にいたんですか･･･」

岸先生はいつの間にか後ろに立ってる事が多い･･･
怖いんだけど、まさかストーカー･･･

「違うからな！？」

「･･･え、そうなんですか？！」

「何でそっちが驚いてるの！！」

いつものおふざけ(?)のあと･･･

私はあることを思い出した。

「･･･先生、クラスって、先生に頼めば好きなクラスに入れるんですか？」

「え？いや、そんなルールないけど？」

「えっでも･･･」

「ああ、西岡と平野のこと？」

そうですそうです、と言うと先生は続けた

「西岡は、平野が好きだからって頼んできたからこのクラスに入れたわけ。で、平野はお前と同じクラスになりたいってーー･･･あ、やべ」

これ言っちゃダメなんだった。と言い先生は苦笑いをした。

んん？ええ？

「平野が･･･頼んだんですか？」

「うん、まあ、」

「･･･はああああ？！」

なんでアイツがそんなこと頼むの･･･？

なに、あれか、弱味を握るためか！？

そ、それに、先生があんなこと了承しなければ･･･

「なにしてくれん、ですかっ！」

ムカついたので思いっきりタックルしてやると、
岸先生が「うをぉっ」と訳の分からない声をあげた。

「お前、意外と強いんだ」

「まあ･･･か弱くはないんで」

、