堪忍な。【アントーニョ】 ページ3
Aside
「ちぎぃー!ベッラがいるぞ!キスしたって!キスしたってぇ!」
『あはは、それ前ベルちゃんにも言ってたじゃ〜ん。ほんとロマちゃん可愛いね〜』
『じゃ、おでこならしてあげてもいいよ?』
「ち、ちぎぃ…」
可愛いロマちゃんの相手をしていると、恥ずかしさなのか逃げていってしまった。
ロマちゃんはアントーニョの弟分?みたいな感じですごく面白い子なんだけど、肝心のアントーニョにはあんまり懐かないみたい。
「…なんで…なんで俺にはあんな可愛くないんやろ…おかしいわぁ…」
そしてこの落ち込みよう。まぁなんというか…その、アントーニョのことが気になる私にとっては割とロマちゃんは羨ましいところもある。
いいなぁいいなぁ、こんな溺愛されてて…私ロマちゃんが憎いよ…。
「もう嫌やぁ…A〜…俺のこと癒してくれへん??」
い、いやす!!?
え、例えば、え、どういうこと??
『ちょっとならいいけど…でも癒し方?とかわかんないよ…』
「ほんま!!?じゃあ俺にまかせとき!Aの存在だけで癒しやねんから…」
なんて言った瞬間、ぎゅっと彼の方に顔を近づけさせられた。
「んー…」
『!?…っ』
「…はは、ほんまA可愛ええなぁ…」
うわぁキスされちゃった!!しかもファーストだよ!!?
えっどうしよ、どうしよどうしよ…
熱が顔に集中するのがわかる。
「〜〜〜っ!!ほんまなんなん!!?なんで可愛いことするん!!?あかんやろ!」
『へ、ちょ、何する、ええぇ!!?』
怒鳴られたと思ったら、シャツに手をかけられた。
もしかして割もピンチ?
「…堪忍してや」
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southernberry(プロフ) - 面白かったです(^o^)私は個人的に本田さんは弓道部がいいです笑笑 (2017年11月21日 22時) (レス) id: 7f2cff0575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コトコ | 作成日時:2017年1月9日 23時