EP-4 ページ4
You
「最っ悪!」
「そんなにびっくりすると思わなかった〜笑」
「もうやだ…」
「制服濡れてないから大丈夫でしょ!」
情けない事に用水路に落ちた私は
木陰で、裸足で、ベクヒョンと座り込んでいた
…今日はほんとについてない
「…お腹すいた」
「まだお昼前だけど」
「朝なんも食べてない…」
「はぁ…ちょっと足退けて」
どこからどこまでベクヒョンに振り回されたらいいんだろう…
教科書の詰まった鞄から取り出したもの
私が朝、気合いを入れて作ったお弁当…正直あげたくないけど…
「はい、どーぞ」
「え、これAが作ったの?!すご!」
「口に合わなくても文句言わないでよ?」
「…ん!美味しい!」
ランチョンマットを広げて開いた弁当箱
小学生の時の遠足を思い出す
美味しそうに食べるベクヒョンを見れたからまあ良かった
(…って変かな、笑)
「あ、笑った!」
「…私だって笑うよ」
「ひひ、笑ってた方が可愛いよ」
そうやってベクヒョンは四角い笑顔を指でつくった
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作者名:ひまり | 作成日時:2018年8月20日 18時