君との未来線［TH］ (ページ3)

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EP-3 ページ3

You

「あ、EXOのメンバーと同じ名前なんだね」

「そうそう、詳しいの？」

「…まあ、アイドル目指してた時期があったから」

「へぇ」

初めてだったな、夢のことを誰かに話したの

ベクヒョンは目を見開いた後、嬉しそうに笑った

(よく分かんないなこの人…)

「ね、これ！入ってみたい！」

「えー…汚くない？」

「カエルいるから大丈夫！」

「うわっ」

ベクヒョンの手には日に当たって光るカエル

無邪気すぎない？…高校生だよね？

じゃぶじゃぶと音をたてて用水路に足を入れるベクヒョンは私と大違いだ

「Aも入ろうよ～」

「見つかったら怒られるでしょ？やだよ」

「…真面目キャラだった？」

「……別に」

やだな…

鮮明に思い出せる最悪のあの日

忘れかけたと思ってたのに

「…誰かとはしゃいだり夢中になったりするのがめんどくさくなっただけ」

「A……」

「……」

「足元にカエル行ったよ」

「え？！ちょっ、」

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