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EP-2 ページ2
You
「……」
「……」
「ここどこなの?」
「私が知る訳ないでしょ…」
目の前に広がるのは山と畑で
空調の悪い電車と違って空気だけは新鮮だ
「どうしよう、遅刻する…時刻表…」
「起こしてくれたら良かったのにー!」
「自分が起きなかったんでしょ?!」
「ひひ、ごめんごめん」
呑気に私の隣で笑う金髪美少年は
電車の時とは違って子供みたい
(ほんとにどうしよう…)
「どうせ遅刻だし寄り道でもしよ!」
「は?!」
「こんな炎天下の中突っ立ってたら熱中症なるよ〜」
「……」
たまたま電車が同じだった男のペースに乗せられてるし…ついてない…
(一応連絡しとくか…)
ひっそりクラスメイトのトーク画面を開いた私も満更じゃないけど
「ねぇ、名前は?」
「…パクA、あなたは?」
「…キムベクヒョン!」
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作者名:ひまり | 作成日時:2018年8月20日 18時